面桑 新かや 新煤竹 (笑) - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

荒木 勇
株式会社アラキ工務店 代表取締役
京都府
工務店

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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面桑 新かや 新煤竹 (笑)

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木造住宅の施工
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 左:面桑縁の襖  右:新煤竹の衝立 (笑)




長い間木材不況で、日本の山が大変荒れています。

吉野では、ここ数年新しい桧の苗木を植えたりすることはほとんどなくなったと聞きました。
(木曽も同様の状態が続いています)

そのため、良い材料がなかなか入手しにくくなっています。

「環境を考えよう!」
「無垢の木を使った材料を使おう!」

などという言葉が巷にあふれているのに、これが現実です(泣)


と、いうわけでなかなか本物の材料が入手しにくくなりました。

左の写真は面桑縁の襖です。

面桑っていっても、実際は桑ではありません。
シオジです。

桑の柾目がほとんど取れなくなっていて、ばかみたいに高いので、『面桑』っていうネーミングが使われ始めました。
でも、これはまだシオジだから許せます♪
縁にスプルースを使ったり、地杉を使ったりするよりずっとずっと高級です♪

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右の写真は新煤竹です。

煤竹って、とっても高価。
大体、古民家を手解体するときしか入手できないので、1本10万円以上します。
と、いうわけで、青竹に縄を巻いて薫煙処理し、塗料を吹き付けて作ります。
これだと、1本8,000円程度です♪

でも、煤竹が使える訳ないのは誰がみてもあきらかなので、まあ まぁ 許せるかな(笑)。

ちなみに弊社では、「縄目付染竹」って呼んでます(笑)。


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でもね〜、許せないのは、新かや

碁盤はかやを使います。

でも、取れなくなっているので、最近の新聞広告をみると新かやって書いてあります。

う〜ん



よくよく広告見ると小さい時で「スプルース」って書いてある。。。



これはがっくりですね_| ̄|○



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