- 鴫原 弘子
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
「人は何故、自分として生まれ
いかに生きたらよいのか?」
誰もが一度は抱く疑問ではないだろうか?
この疑問を抱いていた高校3年の
卒業制作コラージュ作品のテーマは 「輪廻転生」。
社会人となり、なおも、心の核に疑問を抱きながら
「精神の道」を探していた20代。
そして、30代の入り口で
今から30年前の1979年に書かれた
ニューサイエンスの物理学者
フリッチョフ・カプラ「タオ自然学」に出合う。
物理学の最先端と東洋神秘思想を科学の視点で重ね
「精神と人間=科学と未知」を掘り下げ、探求した名著。
特に、「タオイズム=道教」を物理学の視点から解き
森羅万象について掘り下げた、「東洋思想」に感銘を受けた。
この本と出合うことで、それまで抱いていた謎が
霧のように晴れ
視界が遥か彼方まで開かれていく感動は
今でも鮮やかに心の中に刻まれ
私という人格形成の一部でもあると思える 精神のよりどころ。
私の人生の道しるべでもあり、今も時々開き・手に取る 大切な本。
同じく、「スーパーネイチャー」・「生命潮流」も。
こちらは、が生物学者でもあるライアルワトソン氏が解く
神秘と科学世界。
ワトソンの本の中でも、特に好きなのが 「未知の贈り物」。
神秘体験を科学の視点で描いた
美しいファンタジー。
バリ島への旅行時に、必ず読みかえしたくなる本でもある。
「短時間に、いかにたくさんの本を読むか」という情報化社会。
情報収集・スキルアップの読書も大切だが
時には、自身の精神を豊かに熟成する事の出来る本と向き合い
丁寧に、ゆっくりと本の世界を探求し
楽しみの為の「読書」を味わう、
幸福な時間を大切にしたいと思う。