賃貸メリット、資産のリスクからフリー、ライフスタイルに合せる

昨日まで、持家の観点から、販売会社が見込み客に訴えてるメリットについて、反証とリスク、持家のコストを紹介してまいりました。

今回は賃貸の場合のメリットについて考えます。

本日、厚生労働省は100歳以上の高齢者が5万人を超え過去最多を更新したと発表しました。厚労省による、100歳以上の高齢者は51,376人て゜、この内女性が44,842人で約87&を占めています。
本日　厚生労働省から17日の敬老の日を前に、厚労省は、100歳以上の高齢者が5万人を超え、過去最多を更新したと発表した。また、今年度100歳を迎える人は2万5823人で、昨年度より871人増え、過去最多を更新しています。

20代でお仕事に就いた場合には100歳まで、80年の生活が有ることになります。100歳まで生きる事がイメージが出来なくても90歳なら、もしかしたら生きているだろうなと考える事ができるのではないでしょうか。下記は、平均寿命の推計値で、女性の平均寿命が90歳を超えるのは大凡2050年です



このような時代に、20代で独立し、30代で住宅を保有する場合で後60年有ります。40代でも50年です。耐用年数が木造住宅より長いマンションでも、現時点では50年以上居住者がいる物件は極めて少なく、既に取り壊されたり、建て替えされているものも有ります。

そこで、人生100歳時代、賃貸に住む4大メリットを紹介します。

1.資産を持たないので、資産に纏わるリスクからフリー(自由)。
現在木造住宅の平均建て替え期間は30年です。従って60歳を境にして2回目の住宅保有が必要になる可能性が有ります。定年後の住宅購入というリスクが発生します。

住宅を保有している場合には、火事・地震・竜巻・浸水・津波などで、全壊、半壊・一部破損等のリスクを抱えて生活しています。
それに対応した保険も有りますが、地震保険は元々損害額の50%を保証する設定になっています。

住宅ローンを使用して購入した場合には、失業や病気・怪我などで収入が途絶える、収入が減少して、返済が滞るリスクを抱えます。

賃貸の場合には、これらのリスクはオーナーが抱えています。

2.住み心地は良い、ライフスタイル・ライフステージに合わせた住居が探せる。

人生100年時代、住居に対するニーズも年齢や家族数などにより変遷します。
独身の期間、夫婦二人の期間、負債+子供の期間、子どもが独立した夫婦の期間、高齢手介護が必要となる期間、施設に入る期間の区分が設定できます。読者の皆さまも夫々の期間で、住宅の広さ、家具類、設備、バリアフリー等、夫々の期間に必要な設備もイメージできるのではないでしょうか。賃貸で有れば、夫々の期間に合った住まいを探して転居すれば済みます。

住宅の環境も夫々の期間で変化します。独身の期間は趣味やアウトドアライフに適した場所(例えば湘南の海岸、渋谷・新宿・六本木に近いワンルーム等々)、家族ができれば、二人のライフスタイルに合わせた環境に場を移せます。お子様ができれば、教育環境に合わせた転居ができます(孟母三遷は賃貸で有れば容易です)。熟年になれば趣味の深さで、都心・郊外・二拠点居住等への対応も賃貸ならではです。

夫婦二人で有れば、等々力渓谷や深大寺、巣鴨・王子等のしっとりした場所、または文化施設が多く集まる上野界隈、銀座や浅草に住む等も可能です。

そしてお仕事を離れた際には、健康寿命までの期間に海外での生活を楽しむにも、留守宅管理が要りません。海外生活(非居住者として)のデメリットは、日本の証券会社の口座が凍結されることですが、事前に運用資産を海外の金融機関に移動すれば運用を続けられます。ただし、英会話は必須です。

住宅を保有した場合、建て替えはすぐに出来ません。従い、事前に子供の事等を考慮して部屋の数、広さや設備も考えて建てるのですが、賃貸に住むことで、ご自身のライフスタイル・ライフステージに合わせて転居することが可能です。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者　(東京)第188140号
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独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー　
吉 野　充 巨
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