アジア・オセアニア地域の株価動向、回復・停滞した国はどこか

8月のアジア・オセアニア地区の株価の動きを紹介します。
まずは極東、韓国、上海、台湾の株価指数です。2011年9月1日を起点として、黄色がダウジョーンズ上海指数、ブルーが台湾加権指数、そして韓国総合です。3市場とも5月に入り下落しましたが。韓国と台湾は7月に反発していますが、上海市場は依然として回復が見られません。このところ中国の景気に暗雲が漂う状況がそれがよく解る動きです。


インドネシアとオセアニアの豪州と新西蘭の株価推移を紹介します。期間は本年2月27日～8月31日です。ユーロ圏の景況の悪化とともにオーストラリアの株価は5月to
We/e続けてきましたが、漸く8月に入り回復トレンドに入りました。ただ、前述した中国の景気が減速しているため、今後も本格的な回復は疑問です。一方インドネシアの株式市場は当月回復トレンドを維持しています。ニュージーランドは6月第一週を底として回復していますが、隣国オーストラリアの影響度が強く、今後は不透明です。


下図は、インドムンバイ市場、マレーシア市場、シンガポール市場の本年2月27日からの株価指数の推移です。各市場ともに6月に下落していますが、いち早くマレーシアが回復し、その後順調に伸長、シンガポールも7月には回復しています。インドは回復を目指しましたが7月に再下落、8月も2月の価格を回復後下げています。


世界経済を引っ張る勢いを示してきた、アジア各国の経済も欧州問題の深化から
その株価への影響は軽微な国から、大きな影響を得て経済の鈍化が有る国まで、濃淡が出ています。もし、各国に投資されている場合には、投資当初の経済環境との変化をご確認下さい。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者　(東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー　
吉 野　充 巨
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