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岡野あつこ
株式会社カラットクラブ 代表取締役
東京都
離婚アドバイザー

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オバサンになってしまった妻。離婚する気はないけれど…

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ミスキャンパスだった妻・美佳さん(38歳)が「すっかりオバサンになってしまった」と嘆く洋次さん(39歳)は、
浮気に走ってしまいました。もともと華やかな女性ばかりに目がいってしまう気質だというのですが・・・・・・。



私は、浮気をしています。むしろ、愛人の方に本気になってしまったかもしれません。
女房には悪いと思っているのですが、愛人の方がきれいだし、優しいので、どうにもならないのです。(※1)

自分勝手なことを言っているのはわかります。
でも、この浮気が発覚したときから、女房のことが、どうしても受け入れられなくなってしまいました。

実は、バレていないうちは、妻にも優しい言葉をかけ、なんとなくうまくバランスが取れている状態だったのです。

愛人の存在が知れるようになったのは、女房が私の携帯メールを勝手に読んだからでした。
あっさりと愛人との関係がばれたのです。

「洋次さん、マリリンって誰なの?」

「なんのことだ?」

「あなたが、盛んにメールをやりとりしているお相手!」

「おまえ、俺の携帯を見たのか?」

「見ちゃ悪い?」

「いいわけがないだろう!」

「あら、見られちゃ困るメールをやっている方が悪いんじゃない?」

どちらが悪いかという議論もありますが(※2)、私はプライバシーを侵してまで自分に対する疑いをかけた女房が許せませんでした。(※3)

「おまえがそういう女だから、優しくしてくれる女の方に行ってしまうんだよ!」

「ひどい! 自分が浮気をしているくせに、よくそこまで居直れるわね!」

女房は、私に携帯を投げつけ、部屋にこもって大泣きしていました。
私からすれば、男としての自分の気持ちも理解してほしいところなのです。

女房は、学生時代、雑誌にも取り上げられるようなスタイル抜群な美人だったのです。
面食いの私は、高級レストランへデートに誘い、プレゼント攻勢もしました。やっと手に入れた女房です。
それなのに、家事と4人の子どもの育児が忙しいからと言って、化粧もしなければ、オシャレもしない。
髪もボサボサだし、中年太りで見る影もなくなってしまいました。裏切られたのは私の方です。(※4)

確かに、家のことを任せていられのは、ありがたいのかもしれません。
でも、私にとって女房は女でもあったはずなのです。まずは、女であってほしかったのです。

私は、そんな思いから、

「たまには、洋服でも買ったらどうだ?」

これまでに、女房にきれいになってもらおうと、何度もいろいろな提案をしてきました。
会社の女子社員の中で、話題になっている化粧品などがあると、恥を忍んで、教えてもらい、
こっそり買ってプレゼントしたこともあります。(※5)

その度に、

「あなたは毎日外に出ているからわからないでしょうけど、私はそれどころじゃないのよ! 
新しい洋服を着てお砂場にでも行くってわけ?」

「こんな高い化粧品、独身のちゃらちゃらした子が使うものよ!」

などと激しく言い返されました。女房の器量が落ちたことが、私にとって本当に大きな悩みだったのです。

ただ、あまりにも女房に受け入れる気持ちがないようなので、次第に何も言う気がしなくなったのです。
そして、ついにそのストレスが、取引先の女性に向かってしまったのだと思います。(※6)
私は、その女性に積極的に近づきました。

「奥さんがいらっしゃるんでしょ。やめてください」

はじめは、そう言って断っていた彼女も、度重なる私の誘いに、

「そういうならお食事だけ」

と言って、初めてのデートに成功し、あとはとんとん拍子に深い関係になっていきました。

「女房が、すっかりオバサンになってさ、昔はきれいだったんだよ」

「そんなオバサン放って置いて、これからは私と楽しい時間を過ごしましょうよ」

私は、彼女に夢中になりました。心も体もすっかり奪われた状態でした。
彼女は、私のためにいつもきれいでいようとしてくれます。
私を喜ばせようと、珠玉の言葉を用意し、あらゆるサービスをしてくれます。

それでもデートの時間には限りがあります。さすがに、家に帰らなくてはなりません。
でもこれは、女房と言うより、子どもに対する愛情と責任のためだっと思います。

しかし、帰宅する私には、リラックスできる環境がありません。

「電球が切れているから取り替えてちょうだい」

「今日は、子どものPTAで嫌なことがあったの」

「あしたは塾の月謝を持って帰って来てくださいね」

「お隣のご主人は、本社に栄転なんですって」

「今度のボーナスで、冷蔵庫を買い直しますから」

「ちっとも貯金が貯まらないわ」

考えてみれば、当たり前の夫婦の会話かもしれませんし、
夫婦だからこそ伝えなくてはならないことがたくさんあるのかもしれません。

でも、私は嘘でもいいから、笑顔で出迎えてほしいのです。
パジャマ姿ばかりを見せないでほしいのです。ソファーに寝転がってテレビを見ていてほしくないのです。
子どもを怒鳴る声ばかりを聞いていたくないのです。愚痴やひがみの話はもうたくさん。
そして、美しかったころの皆の憧れの「美佳ちゃん」に戻ってほしいのです。

でも、女房を見る限り、どの望みも叶えられそうにありません。
今のところ、私は愛人と別れるつもりはありません。
彼女との時間を取り上げられたら、本当になんの安らぎもない人生になってしまいます。

さりとて、慰謝料や養育費を払ってまで離婚するのも馬鹿らしいと思っています。
第一、そんなことをしたら再婚しても生活ができませんから。(※7)

愛していない女と暮らし、愛している女と楽しむ。
これが許される限り、私は家族に対する責任を放棄するつもりはありません。
でも、女房はそういう合理的な考えはできないのでしょうね。



※1 確かにそうかもしれませんが、奥さんにはハンディキャップをあげてください。
何故なら、愛人は後から出てきて奥さんを研究してリサーチして勝てる方法を身につけているのですから・・・。
今(現状)の奥さんと比べてどうこう言うのは論外でしょう。
自分が浮気(悪いこと)をしているのだという自覚がないことも反省すべきです。

※2 人の携帯のメールを勝手に見るとプライバシーの侵害ですが、
夫婦の場合はそこが問われることよりも、それによってバレた浮気の方が罪深いことになっています。

※3 妻を責める前に、疑いをかけられる自分をまずは責めてください
。それなのに、妻に文句を言うのであれば夫婦関係は悪くなっていきます。

※4 責任転嫁しすぎです。昔きれいだった妻の器量が落ちたのは、妻が家庭人として頑張ってきたからです。
妻にねぎらいの気持ちを持つとともに(妻にも)心の余裕を持たせたりして、キレイになってもらいましょう。

※5 夫として、妻への感謝の表しとして頑張ったことは認めます。化粧品を買ってあげた時点での愛情は◎。
それに対し、夫の気持ちを汲もうとしなかった妻はNGです。
できれば、あきらめずに妻に認めてほしくて頑張っているんだよ、と正直に伝え続けてほしいです。

※6 妻が受け入れられないことを嘆かわしく思ったのならば、きちんと愛の言葉とともに説明してあげるべきでした。
それなのに、ストレスを理由に自分の浮気を正当化するような夫は、失格です。

※7 ただ、自分の都合だけでなく、妻から離婚を申し立てられた場合、慰謝料など支払わなくてはなりません。
そうなったら新しい家庭の生計は成り立たないでしょう。



【チェックポイント】
夫が戻れる可能性のない過去の美しい妻を、いつまでも追い続けてる以上、この夫婦はやり直せません。
すべてを自分流に解釈して、妻として、子の母としての成長を認めず浮気を続けるなら、いっそ、払うものを払って早く別れてあげた方が、妻の幸せかも。


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