- 斎藤 利
- 東京バレーボールアカデミー 代表
- 東京都
- スポーツインストラクター
対象:スポーツ指導・トレーニング
- 斎藤 利
- (スポーツインストラクター)
- 石本 工
- (健康運動指導士)
お箸は日本人にとってはとても馴染みの深いものです。
子供のころ、指が痛くなりながら使い方を覚えたのを思い出します。
スポーツとは一見関係なさそうに思えるこの「箸」ですが、
スポーツの上達にはとても良いヒントが隠されています。
何かのプレーを習得したいからそのプレーに取り組みます。
そして最初から上手くいかないケースはたくさんありますし、
スポーツをやったことがある人なら大概その感覚は分かると思います。
その時に、上手くいかない原因についてこう思ったことはないですか?
「筋力が足りないんだな」
もちろんそれが原因で出来ないこともあるでしょう。
しかし、取り組み始めてそれを思ってしまうと元も子もありません。
現状の筋力でも出来る範囲までやってみて、
それで足りなければ筋力を強化しても良いと思います。
そして趣味でスポーツをしている人は、
週1、2回ほどしかやれる機会もないことでしょう。
そんな人に上達するには 「筋力強化!」 から入るのは酷なことです。
そこでお箸の考え方が出てきます。
想像してみましょう。
お箸を使ったことのない外国人のボディービルダーがいたとします。
いきなりお箸を使いこなせるのを想像できますか?
稀にいるかもしれませんが、
お箸を使ったことのない人がお箸を使いこなすのはとても難しいことでしょう。
ボディービルダーなら筋力は十分です。
ですがお箸に慣れるまではやはり 「持ち方」 を教えてもらう必要がありますし、
力の入れ方のコツをつかむまでは時間がかかるし反復練習も必要なのです。
そして見よう見まねでお箸を簡単に使いこなしてしまうようなお箸のセンスの持ち主には、
お箸の使い方を覚えるのが大変だという気持ちや上手く掴めない感覚は理解しがたいのです。
スポーツも本当に同じです。
お箸は日本人にとって馴染みが深いので使える方が多いのですが、
これはみんなちゃんと練習したからです。
ちゃんと練習すれば、スポーツもバレーボールも出来るようになるのです。
筋力がない・・・
と諦めていたプレーがあるなら、
もう一度チャレンジしてみる価値はあるんじゃないでしょうか。
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