- 斎藤 利
- 東京バレーボールアカデミー 代表
- 東京都
- スポーツインストラクター
対象:スポーツ指導・トレーニング
- 斎藤 利
- (スポーツインストラクター)
- 石本 工
- (健康運動指導士)
題名には 「計算ドリル」 としましたが、
小学生のころには 漢字ドリルや計算ドリルを授業中・宿題などでやったものです。
なぜこの表題にしたのかと言うと、
ドリルもスポーツの上達もとても相通じるものがあるからです。
東京バレーボールアカデミーのコーチは、
それぞれ出身ポジションや取り組んできた環境が違うので、
得手不得手のプレーが存在するのは間違いありません。
しかしそれで指導に大きなばらつきが出てしまってはどうしようもないので、
基本指導方針は必ず共有することにしています。
そこで計算ドリルの考え方が出てきます。
一般的な小学1年生に2年生以上のドリルを渡したところで、何も出来ません。
そりゃそうですよね。
その準備が出来ていないのですから。
バレーの上達も同じように考えていくと、
上達するためにはどうすれば良いのか見えてきます。
ドリルの進み具合は人によってさまざまですよね。
思い出すのは転校生。
先生が「どこまでやった?」と確認しながら進めていくのは当たり前なのです。
前にも書いたかもしれませんが、
ジャンプせずに自分が理想とする良いスパイクが打てないのに、
ジャンプして自分が理想とする良いスパイクが打てるはずがありません。
これは想像するに容易い例だと思います。
ジャンプして打つためには、
助走(ステップ・踏切)~ジャンプ~空中姿勢~スイング
といった具合に、とても複雑な動作を組み合わせなければ上手くいきません。
計算ドリルに例えてみましょう。
これは1年生に4年生のドリルを解かせるかの如くです。
とにかくやってみて!
というのは、あまりに乱暴なことだということが分かります。
1年生・2年生・3年生で取り組んできたことが下地にあって、
やっと取り組むことが出来るのです。
見よう見まねでやってみたり、
とにかく反復練習をやってみたり、
それではいつまでたっても前に進めません。
コーチはこのドリルを整理し、分かりやすくしていく作業を日々行っています。
事例を元に話し合ったり、
会員さんの現状や取り組んだ内容を共有する時間に新しく指導方法を思いついたり。
我々もまだまだ未熟で改善の余地はたくさんあるのですが、
少しずつ前進していきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
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