- 齋藤 めぐみ
- キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
今日は、ではその価値観が発揮された今までのエピソードを
洗い出していきましょう。
ライフチャートエクササイズ
私がカウンセリングで使っているライフチャートは、
生まれてから今までを振り返ってもらうワークになります。
自分自身がとてもワクワクしたりモチベーションがあがったり、
楽しかったり、幸せを感じていたりしたイベント(出来事)と、
その逆で、モチベーションが下がったり、つらかったり、
悲しかったりするイベント(出来事)を時系列で振り返ります。
例)またもや私の事例です。
○学生時代にモチベーションUPの出来事
「中学時代に陸上競技で県2位の成績を取れた。」
→なぜうれしかったのか?
・スポーツに厳しい父親の期待に応えられた
・先生やチームメイトがすごく喜んでくれた
・努力してきたことが報われた
○学生時代にモチベーションDownの出来事
「大学受験に失敗した。」
→なぜつらかったのか?
・進学校と言われた高校から短大進学をすることで学校に迷惑をかけた
・親の期待に応えられなかった
・自分自身が努力してこなかった結果なので、落ち込んだことも見せられなかった
このように、価値観は様々な「出来事」によって、
自分をプラスにもマイナスにも動きます。
そして自分はそれに基づいて行動したりもします。
上記の私の例の場合、いい出来事でも悪い出来事でも、
自分自身がうれしいとか悲しいとかを感じる手前で、
「期待に応えられた」ことがうれしく、
「期待に応えられなかった」ことが悲しいということがわかります。
これは社会人になってからの出来事を掘り下げても、顕著に出てきたりします。
その「軸」「価値観」「動機」が自分自身でわかり、コントロールでき、
行動していけることが、「自立・アイデンティティの確立」の第一歩だと思います。
さて次回は自己分析エクササイズ(3)です。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 めぐみ
- (キャリアカウンセラー)
- キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント
最後に決めるのは自分。人生に迷ったときのキャリアカウンセラー
ソフトバンクBB株式会社で人事・採用業務に携わり、その後、大手人材会社にて求人開拓営業などに携わる。2007年に独立し、現在はフリーのキャリアカウンセラーとして、経営者や一般の方の相談を受けている。
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