前回からの続き、融資について。
出資と融資では意味が大分違うことを確認します。
出資は返済不要、融資は返済が必要。
一見すると出資のほうが圧倒的に有利なように思われます。
しかし、そんなことはありません。
出資を受けた場合、事業経営にとって非常に重要な部分で弱みを持ちます。
それは経営権の掌握です。
色々と議論はありますが、会社にとって株主とは最大の権力者です。
他人から出資を受けるということは他人を株主に据えるということです。
仮に自分が社長だとしても、株主が不満を持てば明日にも解任されて
しまうかもしれません(もちろん持分などがありますが)。
コレに対して融資は返済義務があるだけです。
貸し手は経営に口出しをする権利はありません。
これはとても大きな違いです。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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