狭い空間を広く見せる - インテリアコーディネート全般 - 専門家プロファイル

上田 桐子
インポートインテリア・ドーノ 
東京都
インテリアコーディネーター

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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狭い空間を広く見せる

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インテリアコーディネート

今回はお部屋を広く見せるテクニックをご紹介します。

今年、外苑前にオープンしたDONOショールームは小さなお店です。
その限られたスペースを少しでも広く見せるために工夫をいくつかしています。


その1:鏡をたくさん使う
お店正面奥の壁は床あら天井までミラーを貼っています。
造作したディスプレイ棚の奥にもミラーを設置。

完全に目の錯覚ですが、空間が倍になったように見えます。

子供の頃住んでいた家は狭かったですが、壁はもちろん、天井も鏡張りで狭いと感じなかった
記憶があります。


その2:空間の仕切りには透過性のあるものを
お店ではストリングス(糸)カーテンを利用しています。
イメージとしては暖簾とカーテンの中間で向こう側が適度に見えます。
抜け感があるので、仕切りがあってもひとつの空間に見え、圧迫感を軽減します。

閉めたままでも、暖簾と一緒で好きな場所から出入りできます。

ストリングすカーテンは海外では一般的ですが日本ではあまり見かけません。
ご興味のある方は、新宿伊勢丹のウィンドウやショップの仕切りに使用されていますので
チェックしてみてくださいね。


その3:家具は背の低いものを
お店の商品棚は80cmしかありません。
これは座って作業する机より5cmほど高いだけです。
これも圧迫感軽減につながります。

ベッドやソファも同じ。横になった時、天井が遠い方が空間が広く感じるはずです。
たとえば同じ10畳でも天井高が2.4mと5mがあれば当然後者が広く感じますよね。
ちなみにお店の天井を抜いて配管丸出し状態です。

どうしてもたくさんの収納が必要な場合は天井から吊る収納がオススメです。
要は目線あたりに物がなければ良いのです。


その4:物は少なく
お店には商品のほんの一部を展示しています。

ひとつ物を増やすなら、ひとつ物をしまう

意外と難しいですが実践すれば、美しいインテリアコーディネートの半分が完成します。


簡単に取り入れらる4つを書いてみました。
どれも心理的なのもので空間の大きさは変わりませんが、試してみる価値はありますよ。

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