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釜口 博
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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医療関係の保険は、入院日額よりも診断一時金を重視。

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BYSプランニングの釜口です。


今回のコラムは、医療関係の保険は診断一時金を重視する方が安心
というテーマでお伝えいたします。

平成21年度の厚生労働省 医療施設(動態)調査・病院報告の概況での
一般病床での平均入院日数は18.5日。

世帯主の方が医療保険に加入する場合、入院日額を1万円とされる方が
多いのですが、入院日数が平均であった場合、払った保険料分の元が
取れる方は著しく低いのが現状です。

終身医療保険で人気が高いオリックス生命の「CURE」で
試算してみましょう。

30歳契約で60歳払込終了とすると、主契約の総支払保険料は1,573,200円。
18.5日入院(手術なし)するとして、185,000円の給付金がもらえます。

1,573,200円÷185,000円≒8.5回

つまり、9回以上入退院を繰り返さなければ、元が取れない計算に
なります。

もし入院時に必ず手術をした場合で試算すると、
18.5日の入院で185,000円、オリックス生命の場合、手術給付金は
入院日額の20倍ですので、200,000円。
185,000円+200,000円=385,000円。

1,573,200円÷385,000円≒4.1回

つまり5回以上手術を伴う入退院を繰り返さなければ、元が取れない
計算になります。


現在の医療現場では、患者の選択により「先進医療」や「自由診療」を
選択する疾患もあります。

公的医療保険が適用されないこれらの治療方法も、特定の疾患に罹患
したという判定がされた段階で診断一時金が出る保険に加入しておけば、
お金の心配をせずに無理なく選択することができます。

公的医療保険が適用とならないこれらの治療方法を選択する可能性が
一番高いのは、やはり「がん」です。

これらの理由により、最近の生命保険の相談では、「がん保険」の
重要性と、診断一時金の重要性をお伝えしています。


がん以外で診断一時金が出る保険としては、
1.介護保険(特約)
2.特定(三大)疾病保険(特約)
3.5疾病就業不能保障特約 などがある。

1と2につきましては、保険料が安いものは支払条件が著しく悪く、
支払条件が緩いものは保険料が著しく高くなるというのが実情。
どうしてもこれらの疾患が心配であれば、加入も選択肢となるでしょう。

3は東京海上日動あんしん生命の医療保険「メディカルkit」に特約
で付加できるもので、業界初のとりくみです。
5疾病・・・悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全
以上の疾患で入院をした時、または30日以上就業不能状態ガ継続
した場合に、一時給付金がもらえる保険。

平均入院日数の短縮化により、医療関係の保険について診断一時金
の重要性がどんどん高まってくるであると予想されます。



ご質問やご不明な点がありましたら、
お気軽にご連絡下さい。
   メール:waku@bys-planning.com
     Tel:06-4305-4425

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