日経記事;"ベンチャー投資,東南アジア進出スマホで成長余地"考察 - 各種の新規事業・事業拡大 - 専門家プロファイル

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
神奈川県
経営コンサルタント
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

日経記事;"ベンチャー投資,東南アジア進出スマホで成長余地"考察

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 新規事業・事業拡大
  3. 各種の新規事業・事業拡大
経営戦略 新規事業開拓・立上

皆様、
こんにちは。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

8月27日付の日経新聞に、『ベンチャー投資、東南アジア進出 スマホなどで成長の余地』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『創業間もない企業に投資する起業支援型の国内ベンチャーキャピタル(VC)が、東南アジアで「有望株」探しに動き出した。

スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)などが今後普及期を迎える同地域は、インターネット・IT(情報技術)関連ベンチャーの成長余地が大きいと判断。中国、インドに比べVC間の競争もまだ少ない。東南アジアの成長を取り込み、業容拡大を狙う。

グローバル・ブレイン(東京・港、百合本安彦社長)は年内にシンガポールに事務所を設け、スマホ向けアプリの開発会社などへの投資を始める。常勤の担当者を置き、シンガポールを中心にインドネシア、フィリピンなどから有望なベンチャーを発掘する。

1社あたりの投資額は5000万~1億円程度を見込み、年間で5社程度に出資する計画。資金はKDDIと共同運営するファンドなどから賄う。海外拠点は米シリコンバレーに次いで2カ所目。

「スマホ関連を中心に、東南アジアでも起業が増える一方、競合するVCがまだ少ない」(百合本社長)とみる。

例えば、インドネシアの携帯電話出荷台数に占めるスマホの割合は昨年時点で1割程度とみられる。グローバル・ブレインの年間投資額は30億円程度だが、当面2~3割を東南アジアに充てる方針。スマホ関連ビジネスが本格化する前に先手を打つ。

リブライトパートナーズ(同・墨田、蛯原健社長)はインドネシアの金融会社、コルフィナ・グループとの折半出資でVC「バタビアインキュベーター」を設立、ネット・IT企業への投資を始めた。

「同国のネット普及率はまだ約2割にすぎない。だからこそ成長余地が大きい」と蛯原社長は参入の理由を語る。これまでに電子商取引のブカラパドットコムなど数社に出資した。

日本のVCにとって東南アジアに地盤を築けば、日本の投資先のベンチャーの事業拡大を後押しできる利点もある。

サムライインキュベート(同・品川、榊原健太郎最高経営責任者)は27日からタイ、ベトナム、インドネシアで、現地のネット・ITベンチャーが事業プランを発表するイベントを開く。イベントには日本のベンチャーも5社程度参加する。

その1社で同社が投資する、ネットを活用した割安な翻訳サービスを手がけるエニドア(同・千代田)の山田尚貴社長は「現地企業とネットワークをつくり、タイやインドネシアでも事業展開したい」と語る。

サムライは投資対象の発掘だけでなく、東南アジアと日本の投資先を結び付け、両方の企業価値を上げることで投資から得られる収益を高める効果も狙っている。』


日本国内は、ブロードバンド環境の普及と、スマホやタブレット型パソコンの高速普及などにより、インターネットの使用率は70%を超える状態になりつつあります。

今後、インターネット対応テレビなどの普及が進めば、さらにネットは社会生活及びビジネスの両分野で浸透し、社会インフラとしてゆるぎないものになっていきます。

ほぼ全ての生活やビジネスがネット無しには成立しなくなりつつあります。

東南アジアでは、ブロードバンド環境やスマホの普及が国内ほど進んでいませんが、今後、スマホの普及が急速に進むことは間違いありません。

当然のごとく、ネット或いはスマホの普及関連の新規需要が生まれ、多くの新規事業が立ち上がることは確実です。

国内のベンチャーキャピタル(VC)はこの潜在性に注目して、ネットやスマホ関連のベンチャーや起業家向けに投資する事業を開始しようとしています。

この動きは、極めて合理的です。東南アジア地域でのネット・スマホ関連市場は、今後急速な成長が見込まれますので、多くのベンチャー起業家が新規事業に挑戦することは確実です。

クラウドの活用も進むとみます。東南アジア地域の多くの企業が、ネット・スマホを事業用途に使い出す時に、クラウドを活用すれば多額の投資を行わなくてすみます。

これに関連したITサービス事業は、巨大市場になることが見込まれますので、多くの新規事業が生まれます。

また、個人用途でもスマホを活用したサービスが生まれます。ゲームの場合だと、国内のDeNAやグリーなどのようなゲーム会社も多数出現するでしょう。

ネット通販事業も活性化します。

国内で起こっているネット・スマホ関連の新規需要が東南アジア地域で生まれます。地元企業だけでなく、地域外からも多くの企業が参入してくるとみます。

当然、国内ネット・IT企業も事業展開アジア地域で事業展開するところも出てきますし、積極的に進出して、このフロンティア市場を開拓する必要があります。

アジア地域のネット・IT事業に参入するなら、スマホの高速普及が見込まれます今がチャンスです。

国内VCの動きは、上記しました様に合理的であり、新規需要開拓の可能性が高いとみます。国内VCは、国内でネット・IT分野での事業化・起業化を経験しています。

起業家・企業家を育て、安定した事業展開(集客、販路開拓、運転資金の確保、経営管理のやり方など)を行えるように指導・育成するノウハウを持っています。

また、記事によると、東南アジアでは、米国や地元資本のVCがインドや中国のように多く存在しないので、競合が少ないとのこと。

スマホの黎明期に積極的に東南アジアに進出して、VCとしての足場を確保しておく意義は高いものがあります。

VCですから、当然、3~5年以内に投資回収するための出口が必要になります。出口戦略です。

国内では株式市場が存在していますので、常識的な出口は、IPO(新規株式公開)になります。しかし、東南アジアでは株式市場が未成熟ですので、別の出口を探す必要があります。

例えば、米国ITベンチャーの場合、IPOと共にM&A(企業・事業売却)が一般的な出口になっています。

国内でも、ベンチャーのM&Aが最近広がっており、私も今年初めに支援しました。売ったお金で新規事業する起業家を支援しました。

VCに期待することは、事業の継続支援の強化です。私の起業家支援で最も重要なことは、集客・販路開拓による事業継続でした。

起業は極論しますと、誰でもできますが、集客・販路開拓が難しいことが多く、事業継続出来ない場合があります。

VCは、起業家が事業継続できるように各方面の専門家と協力して支援する姿勢が重要ですし、投資したお金の安定回収につながります。

例えば、記事にありますように国内企業との連携:アライアンス支援で、販路を確保するやり方もあります。

国内企業にとっても、成長が見込めるアジア地域の企業との連携;アライアンスは事業拡大の機会になり得ます。

今後の国内VCの事業展開に注目していきます。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁
 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(神奈川県 / 経営コンサルタント)
グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表

起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上

起業及び、事業拡大や経営合理化を目指す企業に対して経営コンサルを行います。大手メーカーで得た経験を活かし、補助金活用、アライアンスやM&A、市場分析に基づいた事業戦略策定・実行や事業再生を支援します。OJT研修でのビジネススキル向上を支援します。

カテゴリ 「経営戦略」のコラム