逆子と診断されてから約1ヶ月、産科では体操などを指導されていたが、一向に
よくならず、何とか自然分娩で出産したいと来院された。
鍼灸医学の脈診にて、母体の体調を整えるべく、ツボの組み合わせを決め、主に
手足のツボに鍼灸治療を行う。
腹部にはまったく鍼も温灸もしない。
ただし、毎日通院するのは大変なので、自宅で簡単に出来る温灸の方法を指導し
て毎日行ってもらう。
体を冷やさない食べ物や生活全般の注意事項をご指導して守ってもらい、私共の
治療室には3回来院して鍼灸治療を行った。
3回目の治療が終わった翌日、産科の定期検診を受診して、逆子が完全に正常位
置に治っていると診断され、その後も順調に推移している。
逆子の場合、胎児は順調に育っているわけで、逆子の原因は母体にあるというこ
とです。要するに、母体の環境をきちんと整えてあげれば、逆子は元の定位置に
戻り、落ち着いているわけです。
この理屈は逆子だけでなく、打撲や骨折などの外傷や内臓の構造的、器質的疾患
を除く、すべての痛みと病気にも適応するわけです。
***********************************
鍼 覚王院 シャローム治療室
院長 滝山 博行
〒223-0062 横浜市港北区日吉本町1-24-16
TEL 045-561-2856 FAX 045-561-2891
E‐mail info@hari.gr.jp
URL http://www.hari.gr.jp