- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
「好きなことを仕事にするためにはどうすればいいですか?」という質問には、割とドライに「どうもできません。」と答えるようにしている。というのは、この質問は、「嫌いなことから逃げるにはどうすればいいですか?」の裏返しになっていることが多いからだ。
まずは、「・・・を仕事にしたいのですが、どうすればいいですか?」が基本の質問になる。
ただし、その人が、その仕事を好きかどうかはお金を払う側にはあまり関係がない。大切なのはどんな価値(スキル)を提供できるかということになる。
僕はFBに投稿するのが好きだが、この文章を、お金を払ってまで読みたい人がいるかというと少々疑問だ。ので、書いているだけでは仕事にならない。投稿を読んで、「文章の書き方を教えてほしい」「実際に書いてほしい」、「書くために自分をブランディングしてほしい」という具合に、誰かの欲求があって仕事になる。
つまるところ、好きな仕事(天職)とは、「自分が好きなこと×それをやってほしい人」という公式で成り立つので、自分のことだけを考えていてもそこには仕事はない。
(仕事とは、人に仕える事と書く:よくできている)
では、どうすればいいかというと、自分が好きなことだけでなく、「好きな人にお客になってもらう方法」を考えればいい。
例えば、コーチやコンサルになることが好きなことなら、好きな人に提供できる価値を考えるとともに、自分がその道に入るきっかけになっている師匠(メンター?)にお客さんになってもらう方法を考えるということだ。
彼らのスタッフとして働いてもいいし、何からのライセンスを授与されているなら、自分らしくではなく、師匠が喜ぶようにそのメソッドを広げていくということだ。そうすれば、多忙な師匠は、自分の手が回らない仕事を依頼してくれる。
ということで、冷たい言い方だが、「自分らしく」というのは子供の発想で、その発想でいる限り、「自分らしく生きる方法」を教えてあげると言っている人のお客さんであり続けなければならない。確かに、この手のマーケットはそれなりの規模で存在するが、そこに天職を見出すということは、師匠と競合するということになる。
自分が好きなことではなく、自分に求められていることは何か?時々、こっちにフォーカスすることで天職を発見できることがある。
どんなに自分の好きなことをやっていても、お客さんを好きになれないなら、やがてその仕事を好きになれなくなる。
行動しない人をお客さんにした場合、こちらもイライラするし、相手も何の結果も出ないのでこちらにストレスを抱える。こんな関係が長く続くわけはない。
「好きなことを仕事にしたいなら、好きなお客さんに目を向ける」
基本的なことだが、重要だと思う。
ということで、「好きなことを仕事にする方法」で僕に騙されたい人は、メッセージより連絡をください(笑)。
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