ランニングコストから考える床暖房 その2 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

鈴木 克彦
株式会社マクス 代表取締役
建築家
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ランニングコストから考える床暖房 その2

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前回、「電気式」と「電気の温水式」の電気代について書きましたが、ではこれを灯油やガスと比べるとどうでしょうか?

これは、器具の性能・使用条件・エネルギーの契約条件、そして、比較するに当たっての条件設定によって、かなり複雑となります。

特に最後の条件設定は、ガス会社の設定はガス器具に有利になるように、電力会社の設定は家電に有利になるように設定する傾向がありますので、これを公正な条件に設定する必要があります。


床暖房では、器具が限られるので、上記燃料別のコストの正確は把握が難しいので、電気機器とガス機器の両方の給湯器を製造しているメーカーの試算をもちいて、「給湯器」のランニングコストを比較したものをご紹介します。

一般家庭での年間給湯負荷を(財)建築環境省エネルギー機構の試算により18GJ(430万kcal)とすると、燃料別年間使用量は、

灯油ボイラー:559 L
電気温水器:5000 kW
エコキュート:5000 kW
都市ガス:477 m3
プロパンガス:218 m3

となります。
同じガスなのに、都市ガスとプロパンガスで必要量が違うのは、プロパンガスの方が火力が強いので、少ない量で同じ熱用が得られると言うことを示しています。

そして、電気温水器とエコキュートは深夜電力を使用として、灯油は配達として計算します。

電気温水器とエコキュートは電気の基本料金も必要割合分加算、都市ガスも基本料金を加算、灯油は配達で1L=100円とします。


まず、各器具の燃焼効率・電気効率を比較すると、

灯油ボイラー:87 %
電気温水器:100 %
エコキュート:280 %
都市ガス・プロパンガス:82%

エコキュートの効率がよいのは、前回ご説明した通り、ヒートポンプの特徴です。

こうして計算すると、年間のコストは一日当たり…
すみません。
文字数がオーバーしますので、3に続きます。