高齢者の生活環境　会話の頻度・近所付き合い・頼れる人・孤立死

平成24年の高齢社会白書が内閣府より公表されました。その白書を紹介しながら、数回に分けて「高齢化」と「社会の変化」に付いて考えてまいります。

高齢者のコミュニケーションの状況として、他の方と話をする旗艦がどの程度なのを見ますと、1週間に1回未満の方が、男性一人暮らし世帯では7.5%、女性一人暮らし世帯で4.9%
もいらっしゃいます。私が問題と思うのは、夫婦のみ、其の他世帯でもいることです。1週刊会話のない夫婦をご想像できますでしょうか。
電話・メールを含んだ会話の頻度でコミュニケーションの状態ですので、もっと積極的に電話やご近所の会合を活用されては如何でしょう。



ご近所とのお付き合いの程度が下記のグラフです。
ご近似づきあいの無い方は少ないのですが、挨拶をする程度で終えている方が男性で45%程度、女性でも30%を超えています。



会話が少ない、ご近所との付き合いがないとの関連もあると思いますが、困った時に頼れる人が居ない人の割合は一人暮らしの男性では、20%もいます。定年後の社会との関わりを確り築くようお勧めします。



私は、コミュニケーションの範囲を広げ、会話を重ねる、親しい人を作る等の人付き合いに関するものは、自己責任と考えています。行政や町内会等、人に頼るのではなく本人が動いて活動範囲を広げる必要があろうかと思います。

孤立死、孤独死のデータに付いては、東京のデータが掲載されています。東京23区で自宅で死亡した65歳以上一人暮らしの者は、年を追うごとに増加しています。
また、単身居住者で死亡から相当期間経過後に発見されて件数も増加しています。



孤独死を身近な問題と感じている者の割合は、単身世帯では非常に感じる、まあ感じるを足しますと64.7%の人達が思っています。



核家族を幸せな家庭として、生活してきた結果ですから、行政に頼るのではなく、自己の活動として、元気な場合には仕事に就く、ボランティア活動に参加する生活スタイルをとり、一人で暮らす場合には、”お助けサービス”等のサポートを契約する等の自助も必要になります。
また、施設に入る生活もお考えください、持ち家の方は、自宅を売却する・リバースモゲージを活用する、賃貸住宅の場合には、高齢者用の賃貸に代わる等、人が集う場所に移り住むことがベターと考えています。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者　(東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー　
吉 野　充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
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