分散投資とポートフォリオを考える - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

渡辺 博士
ワタナベマネークリニック ファイナンシャルプランナー
神奈川県
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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分散投資とポートフォリオを考える

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お金の基本
資産運用を考える時のかかせないのが「分散投資」と「ポートフォリオ」です。
皆さんはこれらをどのように考えるでしょうか?

投資とは無縁とお考えの方のAさん。
「私は預貯金しかしないから投資はしないのだ。」と言いました。
Aさんは問題ないのでしょうか?
「私は将来を考え資産運用をするから分散投資は当たり前。」とおっしゃるBさん。
Bさんは難しいことを考えているのでしょうか?

この答えはポートフォリオにあります。

まずポートフォリオとは、分散投資をする際の金融資産の割合のこと。
では分散投資がなぜ必要なのか?

それはよく「1つの籠に多くの卵を盛るな。」という諺のように、1つに集中させてそれがダメになったとき、すべてダメにしてしまうことを避けたいからです。
高校や大学受験を思い出して下さい。皆さん必ず併願しますよね。

ご自身の偏差値が60だとしたら、もちろん60近辺を受験しますよね。

預貯金だけしか持たない人は、偏差値60あっても落ちたくない、つまり損したくないから偏差値40の所だけしか受験しないようなもの。
たしかに偏差値60だからと言って60の所だけを受験して落ちてしまえば、学校そのものへ行けなくなります。
だからと言って偏差値60あるのに40のところを受験すれば、さすがに合格するでしょう。
だから学校へ行けない、つまり損をすることは避けられますが、そんなことはしませんよね。
でもこれがAさんの考え方。不自然ですよね。

普通、偏差値60あったら落ちたくないからいくつか併願します。4つ併願したら4校のポートフォリオを考えます。1校1校、校風や将来の就職率、サークルの魅力なんてのもあるかもしれません。それらを考えることがポートフォリオを考えることです。
そして大体偏差値60の人は60近辺の学校へ行くことになるわけです。
つまり分散投資が成功するわけです。

皆さんは偏差値が高いのだから、わざわざ偏差値の低い預貯金への集中投資はしませんよね。