高齢者の就業状況、雇用者数、失業率、週当たりの就労時間等

昨日は、高連協共同代表樋口恵子氏による「高齢者(シニア)の社会参加が世の中を変える」を紹介しました。では、現状、高齢者の就業状況はどのようになっているのかを、高齢社会白書に基づき、紹介いたします。

下図は、高齢者の雇用者数の推移です。平成23年時点で、65歳以上で就業されている方は、308万人、平成21年に300万人を超えてからも少しずつ増えています。



60歳定年制の社会とは言え、定年時に継続雇用された者が73.6%を超えていますので、60～64歳の方達は平成23年には450万人になっています。段階の世代の方達は現時点では其の殆どがここに含まれています。


60歳定年後の就労は確実に増加しています。それを可能としているのが、継続雇用です。図は定年時に継続雇用を希望して、継続雇用している方達が圧倒的であることが解ります。
希望なさらなかった方が26.6％、希望したけれども基準を満たせず離職した人は、1.8%です。

完全失業率の推移グラフが下図です。



平成10年代前半には、60～64歳の方達の失業率が7.0～8.0%でしたが、現在は5.1%迄低下しています。また、65歳以上の方の完全失業率は2.2%まで低下しています。
ただ、完全失業率は、分母がはたらく意思のある人になりますので、前述の希望しなかった方達が含まれますし、65歳を期して非就労生活を選んだ方達は含まれていません。
従って、完全失業率だけでは、データが不足しています。ただ、働きたい方の内は他られない方が2.2%というのは一考に値します。

でを労働人口の中で、われわれ65歳以上で就労している人が占める割合をと見ると、直実に増加・上昇し、8.9%を占めています。平成23年10月1日現在の、65xeed@)4k全人口に占める割合が、約23%ですので、10%になるのも近いかも知れません。


では、我々高齢者の働き方を週刊の就業時間で見ますと、15～34時間が最も多く、196万人35.8%、次が34～42時間で118万人の21.5%です。フルタイムの働き方週49時間以上を見ますと86万人15.5%を占めています。


ご自身の体力と社会参加意欲で、就労時間を選んでいるように思います。

健康である限り、働くことが「良い」とされる社会が望ましいと考えています。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者　(東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー　
吉 野　充 巨
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