- 村岡 由紀子
- 襖design 代表 襖コーディネーター
- 神奈川県
- インテリアコーディネーター
現代の建物は、建具寸法が大きく、すっきりと伸びやな空間をつくる傾向にあります。
新築やリフォームの図面にはふすま紙と記入されているだけで、特に品番指定のな
いことがほとんど。
最後の内装が仕上がった段階でふすま紙を決めればよいということですが・・・
大判のふすま紙は、種類が少ないので要注意です。
内装が終わってから決めるのでは、ますます選択範囲も限られてしまいますので、
妥協しなければならないことも多々あります。
予算を含めて、イメージにあうものを探すには、図面段階で決めてしまうことを
是非お勧めします。
●大判のふすま紙は・・・
建具寸法が大きくなる一方、建材和紙の大判、丈210cm以上、巾100cm以上のものは、
極端に種類が少なくなります。
白や生成りの無地であれば、大判の建具にも十分に対応ができますが、
色ものの和紙や手漉きの上質なもの、織物などは限られてしまい、選択肢の幅が非常に
せまくなります。
●大判対応には注文製作のふすま紙
柄や柄の色、和紙を選んでから製作する、注文製作のふすま紙は大判のふすまにも対応できます。
柄の種類も多く、とてもお洒落なふすま紙です。
上質な和空間をつくるには、欠かせない品の良い雰囲気のあるふすま紙です。
納期がかかりますので、必ず納期の確認をして下さい。
●大判対応には細工張り
一枚のふすま紙で張るのではなく、カットした紙を張り継いで仕上げます。
たとえば、市松に張り継いだり、デザインとして見せるのも面白いですね。
細工張りでしたら,建具寸法が気になりません。
ただし、施工の手間や技術が必要です。
※写真上は注文制作の襖紙。柄が入っています。
※市松の細工張り
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