転職の手帖6:応募する企業・ポジションを考える - 転職支援カウンセリング - 専門家プロファイル

市村 光之
キャリアリーブス 代表
東京都
キャリアカウンセラー

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閲覧数順 2016年12月07日更新

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転職の手帖6:応募する企業・ポジションを考える

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今回は、応募先を決める段階について説明します。ここでは、候補として挙がってきた求人案件をどのように取捨選択し、応募に繋げるのかについて考えてみましょう。

候補企業をリサーチする:

求人案件に辿り着くルートは自分で探したり、知人に勧められたり、人材紹介エージェントより紹介されたり、さまざまと思います。エージェントや知人からの紹介の場合は、その企業のカルチャー、良い点・悪い点や今後の課題、該当ポジションの応募要件など、できるだけ詳細を確認してください。ただし、応募したいと思っても、即応募ではせっかちすぎます。紹介されて数日でポジションがクローズになることは滅多にありませんので、紹介者の話を鵜呑みにせず、即断はせずにまずは持ち帰って自分でもリサーチしましょう。

その企業のホームページを開くと、「会社情報」欄には企業の基本情報(企業理念、資本金、従業員数、経営陣など)や沿革、事業内容(主要商品やサービス、主要取引先)などの情報があります。上場企業であれば、「IR情報」に財務状況や事業計画など投資家向けの情報があり、その企業のおかれている状況や事業の方向性が表れています。最近は各企業とも「採用情報」欄も工夫しており、採用ポジションの募集要項だけでなく、社員の声や求める人材像などの記事もあり、働く現場の雰囲気を窺い知ることができます。もちろんこれらは企業PR・広報的要素を含みますので、あくまでも一次情報として理解してください。

Internet上で企業名で検索すると、企業ホームページだけでなく、さまざまな情報が溢れています。その企業の経営陣やキーパーソンの取材記事や、商品やサービスに関する記事ですが、ホームページとは違う角度でその企業を理解するのに役立ちます。その企業の実態を暴露する、いわゆる「2チャンネル」的情報が見つかるかもしれませんね。こうした暴露情報は、あるバイアスがかかったものも少なくありませんので、個々の記載内容を鵜呑みにして先入観をもつのはどうかと思います。ただ、何かに課題があったり、世間で注目されている企業であることの証拠でもありますので、ご自身の企業リサーチや面接の過程で冷静に判断することです。

もし応募したい企業に現職や以前に勤務したことのある知人がいらっしゃるとき、その企業と同じ業界の方や取引関係のある方などが知人にいらっしゃるときは、その方々にその企業の印象をヒアリングするのも有力な判断材料になります。親しい友人の方からでしたら、職場の実態をよりフランクに、具体的に聞くことができます。これは、その方がどのくらい熟知しているのか、あなたとの関係などの度合いにもよります。あなたに同僚になってもらいたいと考えている友人でしたらポジティブな話が多いかもしれませんし、すでに辞めた方でしたらネガティブな話が大半かもしれません。

転職のクライテリアに即して応募の是非を判断する:

いずれにしても、可能な限りの情報を集めた上で、あなたの転職のクライテリアに即して応募の是非を判断しましょう。もちろん完璧に情報収集してから判断するのは難しいことですし、際限がありませんので、時間の許す範囲で収集しての判断になります。あなたの選択肢は、①ぜひこの企業で働きたいと前向きに応募する、②No.1候補とは現段階では言えないが、または不足情報はあるが十分候補になり得る企業なので先方と面接した上で考えたいと応募する、③何らかの要因であなたのクライテリアには合わない、またはご自身の実力的に可能性が低いので応募はしない、の3つです。

あなたのクライテリア、または転職のMust条件やWant条件を100%満たす企業は、多分ありません。それぞれの企業やポジションに、それぞれプラス要素/マイナス要素がありますので、それらを綜合的に勘案して、本気でチャレンジしたいと思えるかどうかの判断です。「本気で」と書きましたが、たまたま紹介されたので、またはエージェントから半ば強引に勧められて応募する、その気はないがどんな企業か興味があるので試しに受けてみようか、というような応募は、よい結果は生まれませんのでお勧めできません。仮に面接に進んでも、真剣に面接に臨んでいる方かどうかはなんとなく相手に伝わるものですし、リップサービスでやる気を見せても、面接官の心は動かせないからです。先方もそれなりに時間を割いて選考しますので、相手企業に対しても失礼です。

自分の実力に即して応募の是非を判断する:

応募企業選定の際、企業のJob Descriptionに照らして、あなたのこれまでの経験やスキル、つまり実力が先方の期待するレベルに見合うかどうかも、もう一つの重要な要素です。いかに行きたい企業、したい仕事であっても、アンダースペックすぎては、つまり企業側が求める経験やスキルをあまり満たしていないようでしたら、応募しても無駄になります。逆にいわゆるオーバースペックで、あなたの経験やスキルが求められるものより上過ぎてもうまくいきません。たとえば、あなたがマネージャークラスの実力なのに、担当者クラスのポジションに応募しても、多くのケースで先方は戸惑うでしょう。

Job Descriptionには、通常箇条書きで、「マネージメント経験のある方」「法人営業の経験5年以上」、「Javaのプログラミング経験必須」「要英語力」のような記載しかありません。それらのレベル、求める温度感を自分だけで判断するのは難しいのが実情です。その企業とお付き合いの深い人材紹介のコンサルタントでしたら、それらの微妙な度合いを含めアドバイスし、可能性のあり/なしを判断して紹介してくれるでしょう。一方で、可能性が低くても、どうしてもチャレンジしたい、という気持ちが強いなら応募という選択肢もあるかと思います。

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