日経新聞2012年7月23日の朝刊によると、海外でインターンシップ(就業体験)に挑む大学生が増えているという。仕事の厳しさとやりがいを知るという本来の趣旨に加え、海外の異文化を知り、語学も学べる”一石三鳥”が大きな魅力だ。帰国後の就活でインターンの経験をアピールし、採用担当者に好印象だった、という実例も紹介されてる。
学生団体アイセック・ジャパン(東京・新宿)は世界の約110カ国でインターン生の派遣・受け入れを支援する団体が母体で、日本では大学や地域に学生の募集や支援を手掛けている。参加者は2009年から急増、今年は800人となる見通し。「企業が新卒に国際的な能力を求める動きに対応しようとする学生が増えている」と分析される。
日本国際学生技術研修協会(IAESTE)は理系学生(学部3年以上)の海外インターンを仲介する。派遣候補生になるための認定試験の応募者は今年129人中85人が合格。条件に合う研修先が見つかった67人を派遣する予定。
必要な費用は、アイセック・ジャパンによると2ヶ月で25万~40万円程度。多くのプログラムは宿泊先が確保され、生活費は5~10万円あればやりくりできるという。謝礼は期待しないほうがよさそうだ。
このコラムの執筆専門家
- 石野 恵子
- (神奈川県 / 英話講師)
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聖心女子大英文科卒。海外留学、国際ボランティア、小学校英語講師などを経験。赤ちゃん300人と1000人を超える幼児・児童に英語を指導。現在は主婦・シニア向け講座も人気!趣味はジャズとトライアスロン。
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