- 喜多見 明日香
- オフィス喜多見 クリエィティブ・プロモーター
- 福島県
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
演劇大学 in 郡山の庄崎コース(20日、21日、22日)の仲間たち。
ほとんどが、国際アート&デザイン専門学校の学生さんたち。
http://www.art-design.ac.jp/index.html
声優志望の学生さんたちだそうですが、
共に、講談を発表し、
現代劇のセリフを言ったり、芥川の「藪の中(時代は平安時代)」を朗読したり、
豊かな表現力を身につけたいという
学生さんたちの意欲的で前向きなあり方に、
私も、元気をいただきました。
講談の神田先生もおっしゃっていましたが、
たとえ一般企業に入っても、
表現力が豊かなことは、身を助ける。
私もそう思います。
単に自己表現が巧みというだけでなく、
他人の気持ちに敏感で、信頼しあい、
思いやることができるあなたたちは、
必ずやどこに行っても成功することでしょう。
そして、こんな体験を、俳優や声優志望の方だけでなく、
広く一般の方にも伝えたいから、
近い将来、私は、パフォーミングアートを通して、
一般向けのワークショップを
開催します!!!
さて、7月22日の発表会の持ち時間は30分でした。
最初、30分は長いと思いましたが、終わってみるとあっという間でした。
庄崎コースのテーマは「遠野物語より 牡丹と馬」
長者の娘、牡丹は馬と愛し合うようになりました。
それを知った長者は激怒し、馬を殺します。
馬を失った娘の嘆きに馬はよみがえり、
娘を抱いておしら様(かいこの神様)となって、天へのぼります。
(※8月25日の「牡丹と馬」東京公演のチラシより。庄崎先生は
この舞台に出演されるため、郡山でもこれをテーマに選ばれたようです)
●7月20日金曜日14時から17時30分
エチュード(最初の導入となった練習の数々も、後のち活かされた)のあと、
前半部分(全体のダンス)の振り写し。
(庄崎先生が考えた振付を、リハーサル室の鏡を見ながらまねて覚える)
宇宙から魂が降りて来て、命が芽生える。
いつしか馬の形をとり、よろよろと立ちあがり、野生馬の一群は野原を駆け巡る。
牡馬は雌馬を誘い、
雌馬は牡馬を挑発する(ここのところ、庄崎先生が『プロは自発的にやる』とおっしゃったので
私は『カルメン』をイメージしてやりました。とても楽しかった)
この3時間半で、すでに筋肉痛。
●7月21日土曜日 9時30分から13時30分
後半部分の振付。庄崎先生が各シーンでメインになる役をその場で決めてゆく。
ゆきあたりばったりではなく、前日のエチュード(『雲の上を歩く』『火を表現する』など)で
印象的だったから、という理由で選ばれたようだ。
後半は馬と牡丹の悲恋。
馬たちが使役されている。村で遊ぶ娘たちの一人が、一頭の馬を見つめる。
夜、長者の娘牡丹が、その馬をやさしくねぎらい、慈しむ。
父親の知るところとなり、父親は馬を殺してしまう。
目覚めた牡丹は馬を探し、嘆き悲しむ。
馬は生き返り、桑の木の中へ。
全員で、かいこからまゆとなって、おしら様に祈る。
このような流れを終わりまでやった。
★土曜日は、この後の「台本を読んでみよう」「朗読コース」
で、ほかの参加者の表現を聴くことができ、
非常に親近感を覚えることができたのがよかった。
つまり、庄崎コースではセリフもないし、お互いに話し合うこともあまりなかったのが、
「台本」「朗読」で、一人ひとりの持ち味を感じることができた。
●7月22日日曜日 9時から13時20分
初めて舞台でリハーサル。平台で舞台を作ってある。
段差があるので、リハーサル室とは勝手が違う。
それと同時に、「人に向かって見せる」という実感が迫ってきて、
全員の集中力が増す。
主に後半の感情を深める。
長者(父親)の怒りをさらにドラマチックに。
馬の誇りと愛と怒りをさらに明確に。
牡丹のしっかりした想い(相手がたとえ馬でも好き)と
殺されたとわかったときの嘆きをさらに明確に。
舞台稽古で初めて牡丹がランタン(小さな明かり)を持ち、壁に映る参加者の影も印象的。
私たち一人ひとりが、役割に専念。
特に、馬が長者に殺されるとき、両腕をつかむのだけれど、
私は右腕を掴む役をさせていただいた。
私個人の好悪でなく、
この役柄にふさわしい感情は?
「馬畜生のくせに、お嬢様とねんごろになりやがって。
往生しやがれ」 という憎々しげな感じ。
というつもりで、暴れる馬の腕をつかんでいた。
そして、馬がよみがえるとともに、私は右後ろへ下がり、
大きな木の一部に。
リハーサル室で、庄崎先生が途中で止めない、通し稽古。いい感じ。
ギリギリまで、庄崎先生が演技指導。頭が下がる。
●7月22日14時30分すぎ
本番。最高のでき。
23人ほどが一斉に足を踏み鳴らし、転がり、走る。
そして、悲恋が終わり、最初の静かなダンスへ回帰する。
面白かった。
私は、もはや19日以前の私ではない。
この経験をしたからには、同じ私ではあり得ない。
まずは庄崎先生に感謝。
庄崎隆志先生のHP
http://www.geocities.jp/kaze_no_utuwa/index.htm
「プロは自発的に動く」
「役者の目線が物語世界を創る」
「姿勢や歩き方からも、役割や感情を表す」
などなど、多くの貴重なご指導をいただきました。
来年も演劇大学 in 郡山にいらっしゃるそうなので、必ず参加したい。
昨日は、庄崎先生自身のパフォーマンスも拝見し、非常に感動しました。
今後も、お手伝いできることがあれば、ぜひ、やらせていただきたいと思います。
●事務局の皆さま、本当にありがとうございました!!
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