- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
「インターネットにつなぐことのできるコンピュータを制限することで、セキュリティ事故発生時の被害を食い止めることができる」とお考えから制限していることが多いのですが、この考え方は非常に危険です。
1台のPCしか、ネットにつながなくても、USBメモリや、CD-Rなどを使って、他の社内PCとデータの受け渡しがあるなら、他の社内PCは間接的に外部ネットワークに繋がっていることになります。
もちろん、正しい手順で安全を確認することができるのであれば、その限りではありませんが、とても面倒です。
手順を決めて・・とすると現場で運用できないことが大半です
インターネットに接続を1台のみにしているとおっしゃっている企業様の多くでは、モデムを使って直接インターネットにつなげていることが多いです。
この場合、新品のPCを買ってきて、ADSLモデムを使ってネットにつないだ時、一瞬にしてウィルスに感染するということもあります。
感染していることに気づかないということも非常に多い。
これを避けるため、さらに簡単にセキュリティ対策を行うためにルータを使うことをお勧めします。
ADSLモデムを利用しているのであれば、ADSLモデムと、PCの間にルータを入れます。
これで、インターネットに直接つながるのはルータであって、PCではなくなります。
最近のルータは、家庭用のものでもファイヤウォールがついていますし、かなり安全になるのです。
たとえ、1台しか接続しない環境であっても、安全性が高まります。
複数台のPCをインターネットにつなぐことができる様になります。
家庭用のものなら数千円から販売されています。
安全で、便利になるのです。
中小企業の方々は、是非ルータを導入頂き、みなさんで、ネットワーク化、インターネットへの接続をできる様にすることをお勧めします