私の妻のおばあちゃんは2人とも80歳以上で健在です。
東京都に住むおばあちゃんは「訪問医」制度を利用できますが、埼玉に住むおばあちゃんの自治体にはありません。。(まだまだ元気ですが今から対策が必要です)
地域差というものはこのようなことから生まれてきます。
現在健康で自ら病院へ通うお年寄りも具合が悪くなれば外に出れなくなります。
今回の「外来主治医」制度もいづれは「訪問主治医」制度が追加されると予想できます。
病床数の少なさや社会的入院の排除を考えると、今後は自宅で療養されるお年寄りの数は膨大になると考えられるので、益々住環境の比重は大きくなると言えるでしょう。
また「二世帯住宅」への住み替えも増えてくると考えられます。
これは医療・介護のしやすさだけでなく、緊急時の避難のしやすさだとか防犯などといった総合的住環境整備が必要となります。
「うちはまだ若いから」「なってから考えればいいや」という方ほど、早めの対策が必要かもしれませんね。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
「住宅医シリーズ」のコラム
中間検査(特定工程2回目)終了(2017/09/18 07:09)
障害者住宅・高齢者住宅に合う暖房器具(2010/02/14 18:02)
やさしい暖房(2008/01/05 09:01)
個々に応じたバリアフリー(2007/07/05 16:07)
トイレの定義(2007/06/02 00:06)