- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
自分の不幸を売り物にしない
最近「ひきよせの法則」という言葉が流行しています。
まだ、その類いの本を読んでいないので、
正確なことは言えませんが
「自分に起きる出来事は自らが引き寄せている」
といったことが主旨ではないかと思います。
心理学に、
★ 「報酬減少の理論」(Reword Reduction Theory)
という言葉があります。
これは「自己卑下」をすることによって「見返り(報酬)」を求めると、
その「見返り」は、やがて減っていくという考え方です。
この極端なパターンは、
「自分は不幸なんだから優しくしてくれ」
というものですね。
そんなことを大胆に言う人はいませんが
自分が不幸であることを売り物にして
相手の興味を引こうとする心理は案外、
誰にでもあるのかもしれません。
ただ、その心理があからさまで、
相手にわかるものだと
最初は、心配し気にかけてくれていた人たちも
だんだんと離れていってしまうことが多いようです。
すると、
「自分はこんなに不幸なのに」
と、他者の気をひき、人を回りにおき
精神的な安定を得ていた人は
もっとすごい不幸を探して来て自己PRしなくてはならなくなります。
そうすると、もう、
自分で不幸を引き寄せる心理が強くなっているので、
実際に、「災いがその人に起きる」
ということは、もしかして言えるのかもしれません。
もちろん、その人はそういった心理状態が
「常態化」していることに
気づいていないことが多いわけですが・・・。
ただ、こうなってくると、
その人の回りから人が離れて行くのは
火を見るより明らかです。
まさに負のスパイラル状態ですね。
そのことを防ぐには、もちろん
私は「不幸を売り物」にしていないか?
と、自問自答し、日々、セルフチェックすることに限ります。
「報酬減少の理論」ではなく
「報酬増幅の理論」といきたいものです。
EARTHSHIP CONSULTING