精神科救急 - 心の病気・カウンセリング - 専門家プロファイル

菅野 庸
医療法人菅野愛生会 こころのホスピタル・古川グリーンヒルズ
宮城県
院長・医師

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対象:心の病気・カウンセリング

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閲覧数順 2024年04月22日更新

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年末年始の精神科救急輪番病院として、今回は12月30日、9時から17時まで外来診察を行っていました。
午前中だけで救急隊からの搬送受け入れ要請が3件、他に受診希望が5〜6人。

日曜、休日などの救急当番と違って、年末はかなり患者さんが多く、外来もてんてこ舞いでした。それに病状が重い患者さんの措置入院依頼も立て続けにありました。
結局、措置入院は一件しか入院を取ることができず、他の患者さんは他の当番病院にお願いすることとしました。

今回の当番で分かったことは、クリニックの患者さんが多かったこと。薬がないので出してほしいと言う方が多かったことです。リタリンを多めにほしいという患者さんがいなかったことは救いですが。
たしかに患者さんのいうように年末年始で薬の処方数が足りなくなり救急当番病院にいらしたとしても、これまでの病歴が分からず、しかもいつ何日分の薬が出されているのか確認のしようがなく(通常は、これまで通院したクリニックなりに治療歴を問い合わせますが、年末年始であればクリニックも休みで確認方法がない)、正月休み明けの4日くらいまでを処方しました。
これも確認しようがないのですが、本当は薬は余っていて、多めに服用したいために処方してほしいと来られたとしても分からないのです。

将来的な希望ですが、年末年始、お盆休みなど、処方歴が確認できない期間が7日間くらい発生する場合には、お薬手帳を確実に掲示する、あるいは処方した薬をすべて持参する、そういったことがなされないと、こちらも患者さんのお話だけで処方するのも不安です。
旅行先にもお薬手帳をもって行き、少なくとも今服用中の薬の名前だけでも覚えておくと、何かと不便さ、リスクなど減らすことができることでしょう。
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