エアコンによる暖房は乾燥を招き、寝たきりの障害者やお年寄りの呼吸器を痛めるので好ましくありません。また、石油・灯油による暖房も重いポリタンクの運搬で腰を痛めたり、室内の空気を汚染するので環境・健康によくありません。。
部屋に閉じこもりがちなお年寄りにはやはり空気を汚さないオイルヒーターと''床暖房''の組み合わせがオススメですが、気密性の高い住宅でなければ効果が出ない場合が多いです。
私が大学一年時に住んでいた熊本の「下宿」で、鹿児島や九州出身の友人は「マイちゃんちゃんこ(またの名をどてら)」を持っていて、コタツを使用するという生活スタイルに懐かしさを感じましたが、''個々を暖かく保つ''という伝統的な習慣がこれからのエコロジー生活には大事なことなのかもしれませんね
(^^)
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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