前回はキッチンをご紹介しましたので、その先に続くリビングダイニングを・・・
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キッチンの先には、この家のコンセプトである「桜」から名付けられたリビングルーム「櫻の間」があります。
クライアントから「他の部屋を必要最小限にして、その分、リビングルームを広くしたい」という要望もあり、とてもゆったり。今では子供たちが元気に駆け回っています。
また、余計な装飾は無く、光と風を感じるさっぱりとした空間に仕上がりました。
縦型ブラインドの先はデッキ材が張られたバルコニーになっていて、そのまま桜林の樹頂へとつながります。
日常生活のなかでこんなに間近に四季の移ろいが感じられるなんて、とても素晴らしいですね。
床材は無垢のカバザクラ、壁と天井は桜色を忍ばせた白い塗装。
春の桜の季節以外でも、淡い桜色の光に空間が包まれます。
右の写真はキッチン側をふりかえったところです。
今は、キッチンの手前にカバザクラのダイニングテーブルが置かれています。
視線が住まいのずっと奥まで通り、どこにいても家族の気配が感じられます。
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今年も残すところあとわずかとなりましたね。
師走はとても忙しく(まだ仕事がおわっていません・・・)、コラムの更新等が滞ってしまいましたが、来年も少しずつ我々の手がけた住まいをご紹介したりしていきたいと思います。
2008年も引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
それでは皆さん、よいお年をお迎えください!
村上建築設計室