脳心理学に基づいた英語の教え方ー完結編

最終段階で成功する方法

１． 子供には家の手伝いをさせる。　そしてその仕事には最後まで責任を持たせる。　A Theory of Mind 習得にはこれが最良。　自分から仕事を見つけられる子供になると英語力は絶対。

２． ここでもBig John Seriesが威力を発揮します。　Big John Seriesの最終章の文章題は、計算に必要な情報を、書かれてある内容から類推しなければ解けない組み立てになっています。　つまり、A Theory of MindなしではBig John Series完結は不可能なわけです。

３． 理科の実験を英語で行います。　毎夏に「英語で実験」プログラムを行っていますが、子供たちが異常なほど楽しみにしています。　

大切なことは、自分で仮説を組み立てるような進め方にすること。　結論も自分で出せる進め方にすることです。　そうすると、疑問点、推測、結果に至る過程を「脳」が経験でき、ひとりでにA Theory of Mindが出来上がります。

４． カナダの小学校用のwriting教材を用いる。　

1年生レベルからすでに、「原因」－こうしたら、「結果」－こうなる。　という考え方が徹底的に叩き込まれる組み立てです。　「脳」をフル回転させ、想像力と創造力を駆使して英語を書いていく訓練です。　「脳」がわくわくして来るのでしょうね、日本の子供たちのほぼ８割はこのレッスンを心から楽しんでいるようです。

 あとの2割は・・・・この本を前にして茫然としています。　自分で想像と創造することが出来ない子供です。　結構学校の成績の良い子がこれに当てはまります。　指示されたことをするだけの教育制度の産物なのかも知れません。

　やっとの思いで第2次性徴期に追いつきました。　

　ここから大人レベルの世界標準の英語レベルに向かいます。

　Critical Thinkingの登場です。　

物事をあらゆる角度から検証し、客観的な見方で答えに近づいていく考え方です。　「なぜだろう？」という疑問を常に持ち続けその疑問を解決していくことです。　このCritical Thinkingが西洋の学問すべての基礎となり、言い換えると世界で標準の考え方を持つためにはCritical Thinkingが絶対必要条件なのです。　残念ながら日本の社会には存在しない考え方です。

　
英語を理解したい。　英語を自由に使い世界への扉を開けたいならば、Critical Thinkingの扉をまず開けることです。　日本人がCritical Thinkingからいかに遠いところにいるかは次の質問をしてみるとすぐわかりますよ。

「なぜですか？」　「例えば？」

このふたつの質問は日本社会のほとんどの場面で禁句のようですね。　　
Critical Thinkingはこのふたつの質問から始まります。　

さあ、ここから英語への扉を開くのは子供本人の「脳」です。

Good Luck!