- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
ここに果物があります。みかんです。あなたは、それがおいしいと思うかどうか、口にいれてもよいかどうか、やや無意識ですけど、みかんの外側である皮の色を見て判断しますよね。
鮮やかなオレンジ色で・・・腐っていないから大丈夫って思うでしょう。
「色」というのは私たちにとって、それが安全かどうか、情報を得るための1つであり、私たちは無意識に「色」を見て判断するのは、生きていくための本能といっても過言ではないでしょう。
特に、
「口にいれるもの」
に関する業界は敏感なはずです。
食品は暖色系って、ざっくり習っている人もいますが、ペットボトルのお茶のパッケージは緑色でないと、まず売れないそうです。期間限定や特別なお茶、ハーブのお茶はパッケージを別の色にしていますが。
日本のお茶は、私たちの頭の中で、緑色と決まっているようです。
青みの魚は、青が鮮明でないと売れないので青の色素を塗っているのも事実なのです。
また、歯磨き粉も、外のパッケージには最近でこそ、暖色系が増えてきましたが、中の歯磨き粉を白や白とブルー以外の色にはしないそうです。売れないからです。
実際に、メーカーが発売したそうですが、驚くほど全く売れなかったそうです。私たちの無意識の中に白とブルーではないと口がすっきりしないというのが、インプットされているのだといえます。
これは、店舗にもいえることなんです。
知らないお店に私たちが入るのも同様で、基本「安全かどうか」が基準です。
真っ黒な店舗などは要注意です。
「恐くて入れそうもない」
「敷居が高そう」
女性は敏感にキャッチします。
また、女性はかっこいいと感じるお店、それに使われている黒や青のお店には男性が出入りするもので、自分には関係がないと思っている方もかなりたくさんいます。
自然と、「女人禁制」のお店に演出しているわけです。
先日、送られてきた弁護士さんのご挨拶状の封筒も彼が企業法務を専門とするので、紺色にしている・・・には安心したしだいです。
私もプロフィール用の写真にもいろいろと考えさせられました。私のお客さまやセミナーに参加してくださる方々は男女比が5対5です。
男性にも女性にも・・・が一番難しいところですね。
あんまり、黒のスーツって堅すぎるし、気軽に相談できるような、そしてさわやかなイメージで、うすいブルーのブラウスを着ています。*写真をご覧ください。
私たちが本質的に本能的に持っている「安全かどうか」・・・
「このお店、大丈夫かしら?」
「この人に相談できるかな?」
色に対する普遍的な心理を「集客」にも活かすことは大事ですね。
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