- 樽井 友貴
- 不登校[学習・進学]相談塾ぴぐまん 代表
- 埼玉県
- 塾講師
「不登校でよかったです!」
-
以前担当した生徒に言われた言葉です。
彼はなぜこのような発言をするようになったのでしょうか。
彼は中学生のとき、病弱で不登校でした。出席日数が少なかったので、通知表の評価は数字ではなく/(斜線)でした。進学を希望した私立高校は受験する前から入学できないといわれてしまいました。他にも数々の挫折や思い通りにならないことがありました。
大学では希望する学校に入りたいとがんばりました。しかし、浪人までしたものの、偏差値はなんと40未満…
一般入試では厳しそうなので、AO入試を受験することにしました。
彼の志望は教育学科でした。そうなると、それまでの不登校だった経験が活きてくるのです。
不登校と学校制度の不備の問題を書かせれば、他の受験生に負けることはありません。経験の差がでます!
すばらしい文章が書けました。不登校を経験していなければ、決して書けない内容です。そして、見事に立命館大学に合格。
しかし、彼が得たものは合格だけではありませんでした。
合格を報告されたとき、彼がいった言葉が「不登校でよかったです!」でした。
不登校だった自分自身をよかったと認めることができるようになったのです。
不登校も悪いことばかりではないのです。
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