【距離をつかいこなす】 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

長坂 有浩
アリスカンパニー 代表取締役
東京都
経営コンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
寺崎 芳紀
(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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【距離をつかいこなす】

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コミュニケーションの達人になるために その他
人にはそれぞれ「ここちのいい」距離というのがある。

一般的には、
家族や恋人のようなかなり親密な関係の場合は45cm以内
友人等の気の置けない仲間との場合は45〜120cm以内
仕事や公式的な人との場合は120〜360cm以内
って言われています。

いわゆる「パーソナルスペース」と言われているこの理論。
コミュニケーションにも役立ちます。

距離を細かく覚えておく必要は必ずしもなくて、
要は「親密になるほどに距離は短くなる」ということ。

興味のある話をしているときって、体が自然と前のめりになる。
これもパーソナルスペースを縮めてより親密になっているっていうこと。

座るとき。
テーブルに向かい合って座るよりも、横に座ったほうが距離は縮まる。
それに、向かい合うというのは「対決の形」。
妙に緊張しちゃうという場合がある。面接のときに緊張しがちなのは、
実はそういった要素があるから。

ただし、横に座るということは、
パーソナルスペース的にはかなり「親密な関係」。
人によってはかえって緊張してしまう。
不快な気持ちになる。
むしろ、斜めに座るほうがいいかも。
手が届くか届かないぐらいが一般的には「心地よい距離」。

面白いのは、人って必ずしも親密だから距離が縮まるわけではない。
距離が縮まることで「親密なんだ」と思ってしまうこともある。

デートのときのバーがそうだよね。
バーというのは心理学的にはすごくよくできているスポット。
横に座ることで、
「自分はこの人と親密なんだ」って思わせる。
暗がりにすることで、
目の瞳孔が開いて「自分はこの人が好きなんだ」と思わせる。
お酒で気持ちをリラックスさせる。

仕事においても、
ちょっと深い話をしたいときにはカウンターでご飯を食べるのがいい。

向かいに座るよりは、斜めに座ったりするのがいい。

距離を意識してごらん。相手のいろんなところが見えたりするから。


【今日の達人ワンポイント】
話で親密になるだけじゃない。距離が親密さを作る。