サーバント・リーダーシップ(3) - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

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サーバント・リーダーシップ(3)

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リーダーシップって? サーバント・リーダーシップ

スピーアズの10属性



「サーバント・リーダーシップ」の教えを広めている
「グリーン・リーフセンター」アメリカ本部の所長である
ラリー・スピアーズ氏は、
サーバント・リーダーシップの「属性」として、
以下の10項目をあげています。*1


 01)傾聴(Listening)
 02)共感(Empathy)
 03)癒し(Healing)
 04)気づき(Awareness)
 05)説得(Persuation)
 06)概念化(Conceptuslization)
 07)先見力・予見力(Foresight)
 08)幹事役(Stewardship)
 09)人々の成長にかかわる(Commitment to the growth of people)
 10)コミュニティづくり(Bulding community)

サーバント・リーダーシップらしいと言えば、
そうかもしれませんが、
これまで言われてきたリーダーの条件に
当てはまるものも、多数含まれています。

ただ、優先順位がこの順だとすると、
「力強い統率力・指導力」をイメジージさせる
これまでの「リーダーシップ論」とは明らかに違い
その特徴があることを理解できます。

なんといっても、『傾聴』がきて『共感』がきて
その次に来るのが『癒し』なわけですから、
とても興味深いですね。

「10属性」と、項目を絞ってしまうと、
これらが「サーバント・リーダシップ」の全てを
表しているかと考えがちですが、それは早計で、
「リーダーの10則」とどれだけ述べても
それではリーダーシップの全てを語れないのと一緒です。

ただ、数を絞るということは、
その特徴をわかりやすく伝えるためにはとても有効です。

切り捨てると物事が明確になります。

これは概念化(Conceptuslization)をする際の
大切なノウハウですね。

「スピアーズの10属性」にはリーダーシップを考えるのに、
とても大切な概念が含まれていますので、
ひとつひとつ追いかけていきたいと思います。


EARTHSHIP CONSULTING
*1『サーバントリーダーシップ入門』(著 池田守男 金井壽宏 かんき出版)