薪ストーブの危険性 その4 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

鈴木 克彦
株式会社マクス 代表取締役
建築家
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薪ストーブの危険性 その4

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引き続き、薪ストーブの危険性についてです。
危険性に関する説明は今回が最後。
正しい知識を身につけて、薪ストーブライフをエンジョイしましょう!


最後は、地震に関してです。

阪神大震災時には、
「ストーブ自体が動いた(ずれた)」
またそれによって
「煙突が曲がった」
という例があったそうですが、火災はなかったそうです(インターネットでの検索結果より)。
ただし、大阪では薪ストーブの設置数自体が少なかったとも言えると思います。

また、新潟では、先の中越地震の際、地震による火災発生9件発生し、そのうち、2件は薪ストーブが原因で、2件とも全焼とのことです(新潟県上越市の友人談)。
ただし、この新潟の火災が、きちんとしたストーブであったのか、きちんとした施工方法が採られていたのか、は不明です。


危険性という話からは逸れますが、地震後のライフラインが復旧されるまでの間、唯一暖を取ることが出来たのが薪ストーブだった、という事実も見逃せませんね。

これは私見ですが…
薪ストーブの煙突は、上記の通り、危険防止(火傷とタ−ルの発生防止)で主要部が二重構造(二重煙突)になっていますが、二重煙突はかなりの重量のため、ボルトやビスなどの金物で躯体に強固に固定されるので、家が倒れる様な地震でない限り、煙突が落ちることは無いはずですし、その煙突と繋がっているストーブ本体もまた、煙突に固定されているので、転ぶ様なことも無いと思います。

そもそも自重自体が100kg以上あるので、室内設置の石油ストーブよりは遙かに安全性が高いと思います。

※ ただし、薪ストーブの近くや上部には可燃物をおかないことが鉄則で、消化器などの設置もお勧めしています。


薪ストーブの危険性については以上です。

正しい知識の基、正しい施工法で、正しく使用すれば、決して危険な物ではないと思います。
では、次は薪ストーブの種類を見て行きましょう!