- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
落ち葉が黄色いじゅうたんのようになってます。
落ち葉というときれいに掃除されるのが街中での常識ですが、
なんかこういうほうが自然な感じがします。
落ち葉が冬の間に熟成して、春の草木の肥やしになる。
そういう自然の摂理というのはやっぱり必然なことであって、
それを損なうような風景というのは、どこか不自然なのです。
そういう感覚的な納まり方というのは、本当に難しいのですが建築でも強く意識しているところです。
例えば天井高さと部屋の広さのバランスとか、一本の柱の太さとか、配色とか、明るさとか・・・。
建築はもっとも理論的な芸術だと自分では思っているんですけど、結局は頭以外で感じる部分のほうが大切なような気がします。