シロアリが羽化してよく見かける季節になりました。
日本に古来から住むヤマトシロアリやイエシロアリはよく研究されていて、対処方法も確立されていますが、アメリカからやって来たカンザイシロアリと云う種類のシロアリは、ヤマトシロアリやイエシロアリと違い、直接朽木に取り付いて、家の中に進入しますので有効な手立てがまだ確立されていません。
幸いまだ関東の一部地域にしか確認されていませんので、全国規模の障害とはなっていませんが・・・
高気密住宅の普及で、防蟻材が一般的に用いられなくなってきていますが、薬剤に頼ることなく家の性能として、シロアリ対策が求められます。
外壁周りを物置等を寄り添わせて暗いスペースを造るのはご法度です。また構造材がよく乾燥する様に心掛けましょう。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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