生活保護制度について(続編) - 経営コンサルティング全般 - 専門家プロファイル

寺崎 芳紀
株式会社アースソリューション 代表取締役
東京都
経営コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月04日更新

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生活保護制度について(続編)

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こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

世間を賑わしている「生活保護制度」についての続編です。

お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんの釈明会見が、先日ありました。本人の母親が、生活保護を不正に受給していたのではないかという話です。

日本のマスコミは、個人攻撃をするのが本当に好きだな、と。醜さすら感じました。

確かに、結果的にはよくない。でも本人は「今は受給していない。過去の不正受給?分は返還する」と言っている。それでいいじゃないか?

これが原因で仕事が激減し、収入が途絶えてしまって、援助が難しくなってまた母親が生活保護へ逆戻り?なんてことも考えてしまいます(それはないか…)。

確かに、よくない。責任を取るべき分は取るしかない。

しかし、個人をどうこうという問題ではなく、制度設計の問題である。自民党のナントカ女性議員が、殿様の首を取ったかのようにエラぶっていたが、違和感を感じる。

ああいうやり方をしてしまうと、河本さんが影響力のある芸能人であるだけに、「生活保護自体がよくないのではないか」という風潮になってしまうのではないかと、心配になります。

よくないのは、「働けるのに働かずに受給する」という問題です。ここを履き違えると、本当に必要な方の利用にも支障を来しかねない。

介護施設紹介の仕事をしていますと、生活保護受給者の施設探し依頼が多い。受け入れしてくれる施設は、残念ながらそう多くない(本来受け入れるべき老健の中には、平気で断るところもある。補助金もらって税制優遇を受けている法人の施設が、生保受給者を受けないなんて、とんでもないと思っている)。

でも、またいい。生保はきっちり行政から保護費が入るし、家族が経済的虐待をしない限り、利用料を取っぱくれる心配がないから。

厳しいのは、中途半端に年金があって、生保になれない人たちです。こういう方々の施設を探すのは、大変です。

その中には、家族もいず、身元保証人になるような方もいないケースがあります。生保受給者なら、生保ケースワーカーがいますから、まだいい。でも、こういう方々は特に、施設側から敬遠されがちなのです。

生活保護が受けられる状況になれば、施設受け入れの選択肢は増えるのに・・・

もちろん、その方々の生活歴を紐解くと、酒におぼれていた人、家族から愛想を尽かされた人等、明らかに本人に非があると言わざるを得ない人も多い。「自業自得じゃん!」というパターンが。

でも、それでも、憲法25条に謳う「健康で文化的な最低限度の生活を営む」ことが困難な日本人は、生活保護という制度で支援するわけです。

今回の騒動が、生活保護制度というものを正しく活用できなくなるような、そんな事態にならないことを祈ります。

ただ、不正受給は絶対に許してはいけない。徹底的に洗い出さないと、日本はつぶれてしまいますから。

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