全世帯が電球形蛍光ランプに置き換えた場合のガス削減効果は、家庭からの排出量の1.3%に当たる約200万トンになるそうです。
省エネの観点からはこのような流れも仕方がないと思いますが、光の質に対する議論がなされているのかどうかが気になります。
例えば白熱電球と蛍光ランプでは分光分布が違いますので、色の見え方が異なります。
微妙な色の違いを判別する必要のある場所はどうするのでしょうか。
また白熱電球の温かみによる癒しの効果などもお構いなしということなのでしょうか。
いずれにしても最初から白熱電球の製造や販売を中止すると言ってしまうのは、やや強引な気がします。
白熱電球と電球形蛍光ランプのメリット・デメリットを十分に議論して、問題の少ない白熱電球の種類から徐々に製造や販売を中止するという方向で進めてもらいたいものです。