医療保険の営業トークに、差額ベッド代や入院時の雑費等もばかになりません、例えば差額ベッドが1日10,000円支払うと家計が大変です。などがあります。営業トークを聞いていると、保険に入らなければ、大変だ!!という気持ちになります。でも、実態を知ることで、入る気持ちも無くなるのではないかと思います
厚生労働省の調査によれば、平成22年と平成21年の病床の種類別の入院日数の平均値は表の通りです。全病床の平成22年平均は32.5日ですか、種として高齢者が入る介護療養病床(300.2日)を除く全病床では30.7日になっています。この数字には、通常の保険では対象とされない事の多い精神病床(302.0日)が入っています。
加入者が保険に加入する際に思い浮かべる一班病床の平均日数は18.2日ですし、感染症病床は10.1日です。平均入院日数は30日に満たないのが常態となっています。入院して1万円の差額ベッド代を支払っても、平均で20万円になりません。
加入を薦められている保険が対象としている医療の種類は確認してください。
入院される病院の種類別の入院日数推移は表の通りです。胃か病院の内大学病院の場合には、平成22年度では入院1件当たりは平均11.73日になっています。200省未満の病院が最も長く18.51日です。そして、年々入院日数が短くなるのがお分かりかと思います。
差額ベッドの現況が厚生労働省のホームページで確認出来ます、
平成22年7月1日現在の差額ベッド(特別の療養環境に係る病床数)の推移表によれば、保険医療機関等の報告では、250,779床です。大変多いと思われる方もいらっしゃるでしょうが、全病床は1,319,446床ですので、割合は19.0%です。8割の病床が対象から外れています。安心して入院できるのでは。
従って、平成22年の医科病院平均1件当たり入院日数16.55×ベッド代5,250円では、86,888円です。
また、入院日数が少なければ、雑費の額も少なくなります。本来は日常使用している被服を使用得すれば良いので、追加費用は多くは掛りません。
現在、医療保険に加入している方は、保険料を何カ月分貯めれば、上記の額になるのかを試算ください。本当に医療保険に加入する必要があるのかがお分かりに成なると思います。
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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
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独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
吉 野 充 巨
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