従来の住宅の間取りをそのまま、高気密・高断熱住宅に用いると、息の詰まる閉塞感が付きまといます。マンション並みに気密性の高い空間ですので、プランに開放感を意識的に演出して、空気を対流させる工夫が必要になります。
また、高気密・高断熱住宅は、家の中全体の温度差が無くなるため、一般の住宅では暮らし難い様な間取りも暮らし易い間取りになります。
その一例が添付の画像です。普通の家で廊下に勉強机を置けば、暑く寒い空間なので、とても勉強なんて出来ませんが、高気密・高断熱住宅であれば、部屋と同じ温度ですので、デッドスペースを有効に利用することが出来ます。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
「●家を建てよう!!」のコラム
建築条件付土地分譲の弊害を考える(2017/04/07 15:04)
秀光ビルドの家を調査しました(2017/03/27 12:03)
防火構造と準耐火構造(2017/02/09 08:02)
火災対策(2017/02/04 11:02)
割安なハウスメーカーは?(2017/01/11 09:01)
このコラムに類似したコラム
シロアリ被害が増えてきてるって・・・!! 田中 伸裕 - 建築家(2011/11/02 16:10)
夏休み企画ー親子で部屋のジオラマをつくろう! 青木 恵美子 - 建築家(2011/08/07 17:00)
執筆情報解禁その22(東急リバブルさん) 齋藤 進一 - 建築家(2023/03/29 00:03)
【まついハウス】作品が掲載されました 西島 正樹 - 建築家(2023/01/29 16:20)
【Angle − 鵠沼海岸の家】作品が掲載されました 西島 正樹 - 建築家(2022/12/22 11:51)