- 森 久美子
- エフピー森 代表
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。
厚生労働省から、平成23年度「雇用均等基本調査」が公表されました。
「雇用均等基本調査」は、雇用問題などに係る雇用管理の実態を把握することを目的として毎年実施しています。
平成23年度は、男女雇用機会均等法に基づく企業におけるポジティブ・アクション←(女性の能力発揮促進のための企業の積極的取組状況のこと)、及び事業所における育児休業制度の運用状況に関して調査しました。
これによると、女性の育児休業率は平成21・22年度と2年連続で低下していましたが、平成23年度は87.8%となり、過去3番目に高くなりました。
男性の育児休暇取得を後押しする「イクメンプロジェクト」のおかげとかで、男性の取得率も2.63%と調査開始以来、過去最高だったようです。
でも、この数字なんだか違和感を感じた人も多いのではないでしょうか。
確かに一昔前とは比べ物にならないくらい、働きながら出産する女性の数は増えました。
でも、周りを見回して9割近いというのはちょっと実感から遠い感じがします。
それもそのはず、育児休暇取得率は出産時に在籍している女性が、どれくらい休業を取ったか?という数字です。
出産前に退職した女性は計算されていません。
働きたかったのだけど、出産、子育てを前に退職してしまった女性たちは含まれていないのですね。
本当に努力をしなくてはいけないのは、仕事を続けることをあきらめざるえなかった女性たちが働きやすい環境を作ることだと思うのですが。。
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