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山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月03日更新

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外国債券を保有するかについての回答例

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本日は、外国債券について、紹介いたします。先日、過去ご相談に与りました方から、米国債券の保有を考えていらっしゃるが、というご質問がありお答えしています。

私は、外国債券を保有する事は、リスクへの対応、それも株式が大きく棄損する際のヘッジとして保有する価値はありますが、運用益を目的に保有する事に疑問を感じています。

主な理由は
為替の影響で、デフレの円は各国通貨に対して円高になります(購買力平価説。それを補うだけの金利が付かなければ、収益は上がりません。

各国の金利の差は、長期的には為替によって調整されます。(金利平価説) 
実質金利は、名目金利からインフレ率を減じて得られます。この為実質金利で比較すると、各国の金利は同等で、名目金利が高くてもその差がすぐに収益に変わる訳ではありません。悪い例では、名目金利がインフレ率よりも低いケースも存在します。

もし、為替の影響を避ける目的でヘッジを付けますと、ヘッジする(コストがかかり、国内債券との利回りと同レベルになってしまいます。ヘッジコストを掛けるのであれば、期待リターンが債券よりも高い株式の方が理にかなっています。

ところで、私は、米国債(ゼロクーポン債)を償還時期が異なる債券を常時5年分保有し、
償還が来るたびに、次の6年目の債券を購入しています。
例えば、年初には2011年2012年.2013年.2014年.2015年償還の債券を保有。
本年は2011年のものを売却し、期日2016年の債券を購入しています。
2005年からこの方式で継続していますが、現在、トータルでは有利な投資になっていません。

現在保有している5期間の成績は
2013年 は米ドルでは当然プラスですが、為替の影響でマイナス14.46%、2015年はマイナス5.20%、2016年は為替はマイナスですが、トータルでで+5.22%、2017年は為替でマイナス、トータルで+8.7、2018年は為替がプラスになり、トータルで+4.75%です。5本の内為替がプラスになっているのは2018年のものだけです。この5年分のトータルはマイナスになっています。

そして、米国の投資家の「投資に関する本」のほとんどが、
米国債券への投資は米国のインフレ率の影響で、収益率が低いため、得ようとする利益が得られないと警告しています。
ドル建てで、収益率が劣るとされているのですから、ここに円高という為替の影響を考えると、
ドルによる国債への投資は、割の良い投資とは言えないのではと回答しています。なお、ドルだけでなく他の国(通貨)の債券も、過去は同様な成績でした。

私が持つ、ソフトで、各種の比較をしています。
NYダウと、海外債券を対象とするアクティブ型投信と国内債券を対象とするインデックスファンドの比較では、債券ファンドの値動きと株価の値動きの差と、国内債券と海外債券の値動きの差をご理解下さい。海外債券は為替による影響で国内債券に比べ値動きが激しくなっています。

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文責
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