- 平 仁
- ABC税理士法人 税理士
- 東京都
- 税理士
対象:税務・確定申告
- 平 仁
- (税理士)
- 近江 清秀
- (税理士)
今日は中小企業経営者の皆様にぜひ読んで頂きたい本をご紹介します。
古田土満「中小企業は行列のできるラーメン屋を目指せ!」
(秀作社出版2012年5月、1500円+税)
古田土先生は、私にとっては非常に縁の深い税理士で、
大学時代に属した法政大学公認会計士講座の先輩であり、
何よりも私の妻の勤務先でもあります。
私どもABC税理士法人とは経営スタイルは違えども、
お客様のために役立つ税理士であろうとする姿勢は共通のものだと
信じております。
ライバル視するにはあまりに巨大ですが、意識せずにはいられません。
さて、本書は、古田土先生が毎月お客様やスタッフの家族に送っている
「きたない字」という手紙を72項目収録したものです。
しかし、驚かされるのは、一冊の本にまとめた時に、1つの信念が
スーッと通っていることです。
毎月継続して書いていくと、得てしてブレが見えてしまいがちですが、
中小企業の社長さんやそこに働く従業員への愛があふれており、
古田土先生らしい名著にまとまったと思います。感服しました。
タイトルとなった「中小企業は行列のラーメン屋を目指せ!」は
これこそが私の目指している道でもあります。
「なぜ行列に並んででも食べたいのか、それはラーメンの価格より、
お客様の感ずる価値が高いからではないでしょうか。
この価値は、ラーメン店各店が自分の店の味を出して、
常にお客様の好みに合うように研究しているからではないでしょうか。
だから「どこどこのラーメンが食べたい」とお客様は価格ではなく、
お店で選んでいただけるのです。」(10~11ページ)
ナンバーワンにならなくてもいい。もっともっと大切なオンリーワン。
という歌が流行りましたが、オンリーワンになってしまえば、
それが必要なお客様はどこからでも駆けつけてくれるはずです。
流行っているお店や儲かっているお店にはそうなる理由があります。
価格競争や資本力・ブランド力では大手企業と勝負できない
中小企業にとって、オンリーワンを目指すことこそ、必要なことなんですね。
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