- 堀 紳一朗
- 忘蹄庵一級建築士事務所 代表
- 東京都
- 一級建築士
対象:造園・ガーデニング
庭園デザインを建築設計と切り離して考えることはできません。なぜなら調和がとれた庭園と建築はお互いを引き立てあうからです。庭園を計画する際には、建て主、設計者、造園業者の三者で協議することが大切です。
樹種の選定は建て主の好みによるところが大きく、また手持ちの石や蹲踞・燈籠などを組みなおして使うことが多いようです。好みの樹種を中心に針葉樹と広葉樹のバランス、高木・中低・灌木のバランス、燈籠・蹲踞・石などの配置バランスなどを考え、植栽部分の合間に建築が美しく見えるような余白部分を作ります。周辺の景色を背景や借景などとして取り込むことも重要になります。
前庭から、主庭から、あるいは中庭や室内の窓から庭園がどのように見えるかは建築計画の初期の段階での検討が必要であり、作成した庭園デザインを基に建て主とともに造園業者と打ち合わせる機会を設けるようにしています。
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