- 堀 紳一朗
- 忘蹄庵一級建築士事務所 代表
- 東京都
- 一級建築士
対象:住宅設計・構造
愛犬と快適に暮らす工夫を盛り込んだ愛犬家仕様を特徴とする住宅を最近よく見かけます。
消臭・調湿効果があったり、汚れにくかったり、滑りにくかったり、といったペット対応の床材やクロスなどの建材もだいぶ選択肢が増えてきました。こうした建材に頼るだけでも愛犬との暮らしはだいぶ改善されますが、住まいの設計にも工夫が必要です。
以下に主な愛犬のための工夫を挙げてみます。
・ヘルニア等、関節疾患を予防するために床を滑りにくくすると同時に段差を解消する。
・皮膚疾患を予防するためにシックハウス対応の徹底と通風、採光のよい空間にする。
・愛犬がくつろげる場所をつくる一方で、触れて困るものは触れられないようにする。
このようにしてみると、病気や怪我の予防を見越して優しい空間設計をするといった愛犬家仕様の住まいの工夫は、高齢者や子供を対象にしたバリアフリー住宅の工夫と似ています。愛犬にとって快適な住宅は、飼い主にとっても快適な住宅なのです。
このコラムに類似したコラム
ざわざわ森ペットクリニック。 石塚 和彦 - 建築家(2011/11/13 21:28)
犬好きに悪い人はいない・・のか? 杉浦 繁 - 建築家(2011/04/05 22:13)
スタイルハウジングEXPOに参加します 一條 美賀 - 建築家(2010/06/09 17:59)
お客様から直接のご依頼 2022 齋藤 進一 - 建築家(2022/04/01 07:00)
2月度YAHOO!知恵袋への回答 齋藤 進一 - 建築家(2021/02/08 14:52)