カモミール・・・心と体の救急箱

Q&Aの中で何度かご紹介した『カモミール』というハーブについてご紹介いたします。

カモミールには２つの種類があり、私達の心と体を癒す救急箱として利用できるハーブです。

カモミールは、ドイツ原産のキク科の植物で、花言葉は、『逆境に負けない強さ』。
どんなに踏まれても元気に育つ強い生命力を持ったハーブです。

『カモミール』、『カモミラ』と呼ばれ、和名は『カミツレ』といいます。

精油として人気が高いのは、カモミール・ローマン（Anthemis nobilis）、ハーブとして薬を用いる場合には、カモミール・ジャーマン（ブルー）（Matricaria recutica）を利用します。



カモミール・ローマン（Anthemis nobilis）

『カモミール』の語源は、ギリシャ語で『大地のリンゴ』。
リンゴに似た甘く優しい香は、『子供のゆりかご』にも例えられ、私達の疲れた心を癒してくれます。

優しい香りが、心を癒すことから、眠れない晩や生理中のイライラなどに利用することが出来ますので、枕元にアロマポットを用意して芳香浴として利用したり、オイルに混ぜて首元に使用します。


カモミール・ジャーマン（ブルー）（Matricaria recutica）

カモミール・ジャーマンは、抗炎症作用を持つ『カマズレン／アズレン』を多く含むことから、ドイツでは『母の薬草』、中国では『母菊』と呼ばれ古くから民間薬として使われてきたハーブです。
ストレスによる消化器系の不調を穏やかに鎮め、生理痛の痛みを緩和するとされています。

また、カマズレンの抗炎症作用は、スキンケアにも利用できますので日焼け後のお肌のケアやアトピーの予防として、小さなお子様にも使用できます。

カモミール・ジャーマンは、ローマンに比べ『カマズレン』の含有量が多いことから、ストレスやメンタルによる体の不調に効果的と言われています。