- 山中 伸枝
- ワイズライフFPコンサルタント
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
まあ、焦らずに定番ものをチェックしていきましょう。
証券会社の外貨MMは為替手数料がキャンペーンでなくても通常米ドルなら50銭です。
その他の通貨も銀行の為替手数料よりも安くなっています。
金利は野村證券の米ドルMMFが4.356%。その他の証券会社と比較してもそれほど大きな差はありません。
銀行の外貨定期預金と外貨MMFで気をつけたいのは、銀行の方は預けいれした時に金利が決められていて、満期には約束どおりその金利がつくところです。
外貨MMFの場合は、中身は公社債投信での運用なので、表示の金利はそれまでの実績報告であって、今後を約束するものではありません。
満期が決められている外貨定期預金と比べると外貨MMFは自分で円からドル、ドルから円に変えるタイミングを決められるというメリットがあります。タイミングを計る自由度が大きいとそれだけ為替差益を狙うチャンスも大きくなります。
また外貨定期預金の為替差益は雑所得なのに対し、外貨MMFの為替差益には税金がかからないというのも魅力です。
以上のことを考えると、キャンペーンに飛びつくより、為替の動きをしっかり見定めて外貨MMFで運用した方が、儲けを稼げる可能性が高まるように思います。