(コラムその1は http://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/22210)
また、最近では母親一人に子育てを任せるのではなく、父親も子育てに関わって行こうとする動きが随分出てきました。
これは、喜ばしい事です。
ただ、昔の子供への関わり方と大きく違ってきている点があることを知る事も重要です。そのなかでも大きく変わってきたのが、父性原理と母性原理があいまいになってきているということ。
父性原理とは「叱る」などに象徴される厳しさを現し、母性原理とは「何があってもわが子を守る」ということを現しています。
昔は、父親が父性を母親が母性をしっかりもちながら、役割として子供に関わっていました。それに対して、今の世の中は、母親が父性と母性の両方をやりながらあまり厳しくあたっていると、父親が母性で持って子供に接するというパターンが多いようです。
これは住空間の使い方にもダイレクトに出てきます。
父親が父性をあまり発揮しない場合は、家の中に父親の場所が明確でないケースが多いですね。
このように考えると、子供とどのように関わって行きたいか?を考える事が住空間の使い方とつながっている事がイメージしやすいでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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