住まいづくりのなかで、住まう人のライフスタイル、とりわけ「趣味」を活かせる家が出来たとき、そこはこだわりの空間となり、結果として暮らしを楽しむ時間も得ることができるのだと思います。
中庭は狭小住宅のときには採光や空間の拡がりを得る手段としてたいへん有効ですし、空間のゆとりがある場合でもあえて中庭を設ける事で、アウトリビングやプライベートガーデンとして楽しい空間になるため、私はよく設計の提案をするのですが、先日2回目の取材をうけるため訪問した「車と住まう家」の写真の中庭も、アウトリビングとして、リビングとガレージをつなぐ空間として、また、敷地にはゆとりがあるですが、外部の視線を気にすることなく過ごせるプライベートガーデンとしてやはり便利なためご提案しました。
夏はご家族が集まりバーベキューをしたり、お子様の遊び場としてもご両親の目の届く場で安全で楽しく過ごせるそうです。 ちょうど私が伺った日は快晴でとても気持ちがよく、あらためて中庭の魅力を感じました。
●「車と住まう家」[http://profile.ne.jp/pf/masakai/column/detail/3275]
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
「心地よい住空間」のコラム
家の中に自分の空間をつくる〜レストラン気分のDINING(2009/11/09 16:11)
家の中に自分の空間をつくる〜LIVING BAR(2009/09/06 12:09)
暮らしを楽しむこだわり空間〜地下室のBAR(2009/04/28 15:04)
暮らしを楽しむこだわり空間〜ラウンジ(2008/11/08 12:11)
暮らしを楽しむこだわり空間〜男のリビング(2008/11/02 10:11)