ハウスメーカーの間取りを改造する - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

岡田一級建築士事務所 
大阪府
建築家
06-6714-6693
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

ハウスメーカーの間取りを改造する

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 新築住宅・注文住宅
●家を建てよう!!

改造前の間取りは、実際にあるハウスメーカーの間取りです。
標準的な間取りで、これと云った大きな欠点は見当たりません。制限された延べ坪数の中で出来る限り部屋の大きさを確保した苦労が伺えます。
これだけでも、商品として充分耐える間取りですが、不特定多数のユーザーを対象にしているため、間取り上の大きな冒険が出来ないジレンマに陥っています。

たとえば、トイレの位置です。トイレに行く通路を確保するため、余計な廊下を設けねばなりません。リビングタイニングの大きさは実質9帖しかありません。トイレの前に空間が余ったので、取って付けた様な半畳の物入れがついていますが、間取り次第でもっと大きな物入れが作れます。
また、不特定多数の人を対象にしている為、個室の数と大きさを確保しなければなりません。二階は主寝室と子供室二室を想定していると思われますが、主寝室はともかく、子供の為に完全な個室を与えるのは贅沢です。個人主義の未発達な日本で個室を重用する間取りは引き篭もりを助長させる結果にしかなりません。子供室は出来るだけ居心地の悪い、寝るだけの空間があれば充分です。
それらと考えて間取りを組み立てなおすと改造案の様な間取りになります。
一階と二階の機能を逆転させた二階リビングの家です。二階リビングの長所は壁量が少なくても構造的に安定することです。一階にこれだけ大きな空間を確保しようと思えば、地震に弱い家になってしまいます。また天井を屋根の形状に合わせた勾配天井にして、空間的な広がりも演出出来ます。

改造したプランは、好き嫌いのはっきり分かれるプランですが、住まう人が気に入れば不特定多数の人に好まれるプランにする必要はありません。不特定多数の人に好まれるプランには、既製服の窮屈さが付きまといます。

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(大阪府 / 建築家)
岡田一級建築士事務所 

木造免震住宅を設計する建築家。

建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。地震に耐える家(耐震)より地震の力を逃す家(免震)が求められています。規格住宅では真似の出来ない、オリジナルな免震住宅をご提案します。全国からのご依頼に応じます。

06-6714-6693
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「●家を建てよう!!」のコラム

親父の居場所(2014/01/23 09:01)

居場所と間取り(2014/01/22 08:01)

悪徳ビルダーにご用心(2013/12/19 08:12)

このコラムに類似したコラム

自分で間取りが描けるようになる講座 福味 健治 - 建築家(2013/04/27 08:25)

日本橋の住宅とその界隈 岩間 隆司 - 建築家(2013/04/09 08:36)

終の住み家 と 団地再生 (前) 志田 茂 - 建築家(2013/04/05 18:59)

「ブーメラン・プランの家」オープンハウスのお知らせ 西島 正樹 - 建築家(2013/03/09 14:25)

ガラパゴス住宅 へ ようこそ。 岩間 隆司 - 建築家(2012/11/19 20:08)